京都を代表する行事の一つに数えられる「五山送り火」。
葵祭・祇園祭・時代祭とともに、京都四大行事の一つに数えられるイベントです。
そんな京都五山送り火ですが、夏休みの時期だけに子供連れで訪れる人も多く、毎年のように良い場所で鑑賞しようという場所取りをする姿も風物詩の一つ。
「大」「妙」「舟形」「左」「法」と次々と点火されていく姿は圧巻です。
2016年は是非、京都の五山送り火を子供と一緒に鑑賞しにいってみてはいかがでしょうか。
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目次
五山とは
「五山送り火」って、ぱっと聞いただけだと、「五山」で「送り火」をするイベントだと思いますよね。
テレビ映像なんかだと「大」の文字だけ映っているし、その山が「五山」という山なんだと、子供の頃、ずっと思っていました。
ところが、「五山送り火」は5つの山に一文字ずつ(文字じゃないのもあるけど)火を灯していく行事だったわけです。
それぞれの山と文字の対応を見ていきましょう。
「大」~大文字山(如意ヶ嶽)
最も有名な文字である「大」。
五山送り火を象徴する文字で、よくイベント紹介などでもこの文字が描かれていることが多いと思います。
この「大」の文字があるため、点火する火床があるこの山を大文字山と呼んでいます。
後述する左側の「大」文字と区別するため、右大文字という言われ方をするときもあるようです。
点火時間は午後8時00分頃。
場所取りおすすめスポット
右大文字を鑑賞するために場所取りをするなら、おすすめスポットは賀茂川(鴨川)堤防です。
この辺は、松ヶ崎の西山、東山も見ることが出来るため人気が高いかもしれません。
「妙」~西山、「法」~東山
松ヶ崎の西山と東山にそれぞれ「妙」の字と「法」の字が点火されます。
点火時間は午後8時05分頃。
「これじゃ五山じゃなくて六山じゃ?」と思った人もいるでしょうが、この2つはセットで1つとして扱われているので、五山でいいそうです。
場所取りおすすめスポット
「妙」の字は北山通(ノートルダム女学院附近)、「法」の字は高野川堤防(高野橋北)付近がそれぞれおすすめスポットとなっています。
「舟形」~西賀茂船山
西賀茂船山には、舟の形に点火された「舟形」が灯ります。
舟形の点火時間は午後8時10分頃。
舟形は精霊船とも言われ、昔「円仁」という偉いお坊さんが中国に留学した帰り道、暴風雨にあったときに「南無阿弥陀仏」と唱えたところ無事帰国できたことに由来を持つ、とも言われています。
場所取りおすすめスポット
舟形のおすすめスポットは北山通(北山大橋から北西)となっています。
「大(左)」~左大文字山
左大文字は右大文字と同じく「大」の字に。左大文字山に点火されます。
点火時間は午後8時15分頃。
歴史的には先に右大文字があって、江戸時代中期に左大文字も点火されるようになったのだとか。
普通なら「右の『大』の字が○○を表していて、左の『大』の字が○○を表して・・・」なんて歴史と由来がありそうですが、そういう伝承などもはっきりとしたものは残っていないのだそうです。
場所取りおすすめスポット
左大文字のおすすめ鑑賞スポットは、西大路通(西院~金閣寺)です。右大文字が銀閣寺付近、左大文字が金閣寺付近というのも、なんだか意味深ですね。
「鳥居形」~曼荼羅山
鳥居形は曼荼羅山に点火されます。
点火時間は午後8時20分頃。
なぜ鳥居の形に火を灯すのか、ということについては諸説あるようですが、有力なのは「愛宕神社(あたごじんじゃ)」の「一の鳥居」を表しているのではないか、と言われています。
歴史的には他のものと比べて新しいもののようです。
場所取りおすすめスポット
「鳥居形」のおすすめ鑑賞スポットは松尾橋・広沢の池などです。
穴場スポット:ホテルの屋上
上述したようなスポットのほかに、穴場スポットなのがホテルの屋上です。
地元民の方は無理かもしれませんが、観光として訪れてホテルに宿泊している人ならホテルの屋上から鑑賞することができる場合があります。
この場合は地元民とは競合しないため、穴場となっています。
以下のようなホテルでは屋上で見ることができるようなので参考にしてみてください。
ANAクラウンプラザホテル京都
からすま京都ホテル
ホテル日航プリンセス京都
ホテルモントレ京都
KKR京都くに荘
アパホテル<京都祇園>EXCELLENT
京都ホテルオークラ
京都ブライトンホテル
ウェスティン都ホテル
ザ・リッツ・カールトン京都
ホテルグランヴィア京都
ザ・パレスサイドホテル
御所西京都平安ホテル
ハトヤ瑞鳳閣
ホテル本能寺
京都ロイヤルホテル&スパ
京都東急ホテル
以上「京都五山送り火2016!舟形や場所取りのおすすめスポットをご紹介!」でお送りしました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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