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節分で柊鰯(ひいらぎいわし)の飾り方や焼く理由、地方の違い

柊鰯節分といえば「鬼は外!福は内!」という豆まきが真っ先に頭に浮かびます。
ところが、大学のサークル時代「あとは柊鰯(ひいらぎいわし)を焼いて作るくらいかな」という友人が。
「え、柊鰯ってなに・・・?」と、当時の私。
当時40人くらいいたサークルメンバーも知っていたり、聞いた事もなかったりと、かなり地方によって違うようです。
そんな柊鰯を飾る理由や飾り方、期間や処分方法のほか、鰯を焼く理由などについてまとめてみました。

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節分とは

節分は、季節の分け目と書きます。
日本には昔から四季があって、元々は立春、立夏、立秋、立冬という季節の前日を変わり目とし、節分と言いました。
ところが、江戸時代頃からは特に立春の前日のことを指すようになり、今では「節分といえば2月3日」とほとんどの人が答えるようになりました。

節分には邪気(鬼)が出る理由

節分といえば「鬼は外、福は内」という掛け声が有名ですよね。
でも、なんでこんなフレーズが言われるのでしょうか。

元々、立春は一年の始まりの日と言われていました。
立春は冬が終わって春が来る日ですから、その前日である節分には福を運んでくる神様もやってくれば、鬼もやってくると言われていたのです。
そこで、神様はお迎えしたい一方で、鬼は家にはいれたくない、ということから、鬼を追い出す様々な習慣が生まれたのだという説があります。
豆まきもその習慣の一つですが、他にも柊(ひいらぎ)や鰯(いわし)を使った習慣もあるのです。

柊鰯(ひいらぎいわし) が鬼を追い払う理由

柊(ひいらぎ)には、昔から鬼を払う力があると信じられていました。
古くは古事記にも登場し、その名前の由来は棘が刺さるとヒリヒリすることから来ていると言われています。

一方、鰯(いわし)は臭い食べ物として有名です。
その臭さは鰊(にしん)と同じくらいで、鰊(にしん)は世界一臭い食べ物と言われる「シュールストレミング」でも使われるくらいです。
鬼も逃げ出すほどの臭さ、ということで、臭いでも鬼を退散させようとしたのですね。

この2つを組み合わせたのが柊鰯(ひいらぎいわし)です。

紀貫之の土佐日記ではすでに、節分の時に玄関に柊鰯を玄関に飾り、鬼を払う風習が登場することから、平安時代にはこの風習があったことがわかります。

柊鰯の作り方と飾り方

柊鰯の作り方は簡単です。

材料:鰯の頭、柊の枝(葉がついたもの)

そして、
①鰯の頭を焼く
②焼いた鰯の頭を柊の枝に刺す

これで柊鰯の完成です。鰯を焼いてから頭を切り取るのもアリです。

飾り方も簡単で、単純に玄関先に取り付けるだけです。
柱や扉に直接つけてもいいですし、植木鉢に枝を挿して置いておく、なんて人もいます。
土佐日記では正月飾りの注連縄に挿して飾られていたため、正式にはそれが正しいのかもしれません。
ただし、現在の新暦ではすでにどんど焼きなどで飾っていないはずなので、単に飾る人の方が多いのではないでしょうか。

 

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鰯(いわし)を焼く理由

ところで、なぜ鰯を焼くのでしょうか。
煮たりしたものではダメなのでしょうか?

鰯の頭自体に意味があるので、鰯料理であればそれなりに意味があると思いますが、ベストは焼く方法のようです。
その理由は、鬼が嫌いなのは臭いと煙だから。
鰯(いわし)は油の多い魚ですが、焼く事で油から煙と臭いが出て、より一層鬼が逃げ出したくなる、というわけですね。

節分で柊鰯(ひいらぎいわし)を飾る地域や地方

柊鰯(ひいらぎいわし)って、どこの家庭でも普通に行われているのでしょうか。
実は、私は子供の頃にはそんな風習はまったく知らず、大人になってからそういう風習もあることを知りました。
つまり、全国どこでも共通、というわけではないのだと思います。

柊鰯が平安時代に始まったのだとすれば、当時の都である京都、あるいは、奈良時代には風習があったとするなら奈良あたりが発祥の地なのでしょう。
節分行事は、元は宮中行事だと言われていますからね。

とすると、主に関西において主流となっている風習であると考えられます。
私が生まれ育ったのは北海道なのですが、ごく普通の家庭においてはまったく浸透していません。
大学では全国各地の人と知り合う機会が増えたため「柊鰯」というものを聞いた事はある、程度です。

東京など関東圏にもこの風習はありますが、「豆柄」という大豆の豆を取った後の枝が加えられています。

このように、柊鰯の風習は、地域や地方によってはあまり知られていなかったり、ちょっと違っていたりするのです。

柊鰯はいつからいつまで飾る?

柊鰯の飾りについては地域差、地方差があったように、いつからいつまで飾るかという期間についてもそれぞれ差があるようです。

柊鰯を飾る日については、一般的には節分の日が多いようです。
一方で、小正月の翌日、つまり、1月16日から飾るという地域もあるようですね。

では、いつまで飾るのか、ということですが、
・節分の次の日の立春まで飾る
・2月中はずっと飾る
・次の節分まで飾る
など、色々と分かれています。

ただ、この辺は地域差ですから、その地域で一般的と言われている期間飾っておくのが無難でしょう。

節分の日だけ飾る地域に住んでいるのに、一年間飾っていたりすると、近所からの視線が痛いかもしれませんからね(笑)

柊鰯の処分方法

最後に、柊鰯の処分方法ですが、近くの神社でお炊き上げしてもらうのがベストのようです。
ただ、難しい場合は紙でくるんでから塩で清めて捨てる、という方法もあります。

鬼をお祓いしてくれるものですから、単に生ゴミで捨てる、というのはやめておきましょう。

以上「節分で柊鰯(ひいらぎいわし)の飾り方や焼く理由、地方の違い」でお送りしました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

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