子供が習い事を始めるとなると、気になるのが費用。
その費用の限度も世帯の年収次第といったところですが、年収に見合った習い事の費用とは、いったい平均いくらなのでしょうか。
また、年収別に習い事にかける費用の推移についてもまとめてみました。
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目次
子供の習い事の費用はいくらまで?
子供の習い事にいったいいくらかけられるのか。
それは、その世帯の年収に左右されます。
習い事費用も結局は家計から出て行くわけで、習い事をさせたために大学の進学費用がなくなった・・・なんてことがあったら本末転倒ですからね。
最近ではライフプランという言葉もよく聞くようになりましたが、そのライフプランにきっちり「習い事費用」という項目を入れておくことが重要です。
例えば、道具があまり必要ない習い事(例えば英会話など)で、3歳から12歳まで10年間近く月謝一万円がかかるなら、10年で120万円はかかるわけです。
子供の教育費用は約1000万円なんていうのはよく聞きますが、習い事を1つすれば1120万円くらいになったりするわけですね。
今時の子供は週2個くらいの習い事をするのもめずらしくありませんから、1240万円にアップしたり。
もしも、その習い事が小学校までで終わらなければ、もっともっとかかることになるのです。
ご自分の世帯年収で、それだけの習い事をさせて、家のローンは支払えるのか、大学進学費用は貯金できるのか、老後の資金は貯められるのか、そういったことをしっかりとライフプランで見積もって、「いくらまではかけられる」というボーダーラインをしっかり持ってから始めるべきでしょう。
子供の習い事費用の平均
国(文部科学省)のホームページによると、平成26年度の学校外活動費のうち「その他の学校外活動費」(習い事費用など)は以下のようでした。
学年 | 公立学校 | 私立学校 |
小学校1年生 | 13.3 | 34.4 |
小学校2年生 | 12.1 | 34.2 |
小学校3年生 | 13.4 | 32.2 |
小学校4年生 | 14.3 | 31.5 |
小学校5年生 | 13.1 | 27.2 |
小学校6年生 | 13.2 | 22.4 |
中学校1年生 | 8.0 | 11.3 |
中学校2年生 | 7.1 | 11.2 |
中学校3年生 | 5.5 | 12.8 |
高校1年生 | 3.3 | 6.2 |
高校2年生 | 3.7 | 5.3 |
高校3年生 | 2.8 | 3.5 |
数字は年額、単位は「万円」です。
この平均をとってみると、以下のようになりました。
公立学校の習い事費用の平均(小学校・中学校・高校別)
公立学校の習い事費用(月額)の平均は、それぞれ以下のとおりです。
小学校:1.1万円
中学校:0.57万円
高等学校:0.27万円
私立学校の習い事費用の平均(小学校・中学校・高校別)
私立学校の習い事費用(月額)の平均は、それぞれ以下のとおりです。
小学校:2.5万円
中学校:0.98万円
高等学校:0.42万円
私立学校だと公立学校の約2倍もの費用がかかっていることがわかります。
学校外活動費なのに公立学校か私立学校かによって大きく差があるのが不思議ですね。
また、そういった区別をすることなく、小学校、中学校、高校別に習い事費用の平均を出すと以下のようになります。
小学校:1.8万円
中学校:0.78万円
高等学校:0.34万円
習い事にかかる費用は、ネット掲示板などで見る限りでは5000円〜15000円という意識の人が多いようですが、公立学校のとしての平均は大体実情とずれてはいないようです。
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年収別の習い事費用の推移
家計における黄金比として、「教育費は家計の15%まで」あるいは「手取りの5%」と言われることがあります。
ある調査によると、子供の習い事にかかる平均費用は、一人あたり13000円程度だったというものがあります。
日本の平均年収は410万円程度ですから、ここから計算すると、年収の3.8%程度が平均的、といえそうです。
ここではわかりやすく「年収の3.8%」として、400万円〜1000万円での推移を表にすると、以下のようになります。
年収 | 年収の3.8% |
400万円 | 12666円 |
500万円 | 15833円 |
600万円 | 18999円 |
700万円 | 22166円 |
800万円 | 25333円 |
900万円 | 28499円 |
1000万円 | 31666円 |
当然子供が何人いるかによってこの数字は変わると思いますし、子供がどのような習い事に興味を示すかによっても変わってくると思いますので、あくまでも参考までに。
ただ、遠征費などがかかる習い事の場合は、実際に3万円近く習い事にかけている家庭も多いようです。
「うちはお金がないので子供を遠征にはいかせません」というのも中々言えませんし、予め費用の上限を見定めて習い事を始めた方が良さそうですね。
以上「子供の習い事の費用は平均いくら?年収別の推移まとめ」でお送りしました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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