冬に活発化するウイルスの中でも、子供がいるご家庭で特に気をつけたいのがロタウイルス。
罹患すると、ずーっと子供が嘔吐・下痢をし続けることに。
そこで推奨されているロタウイルスワクチンの予防接種ですが、任意接種で料金がとても高価なせいか、接種率が今ひとつだと言われていました。
ところが、このたび0歳児の予防接種に係る料金を無料とする旨の報道されました。
ロタウイルスワクチンはいつまでに受けるべきか、副作用や効果を含めて調べてみたので記事にしてみました。
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目次
ロタウイルスワクチン定期接種化 0歳児の料金が無料へ
厚生労働省が、ロタウイルスワクチンを定期接種化する方針を発表しました。
対象は2020年8月以降に生まれた0歳児、施行は2020年10月からとのことです。
予防接種には定期接種と任意接種があり、定期接種は法律に基づいた接種のため、全部又は一部が公費負担となります。
今回の0歳児を対象としたロタウイルスワクチンの定期接種は無料、つまり全部公費負担ということになりますね。
うちは任意接種だったのですが、このロタウイルスワクチンの料金はかなり高価です。
クリニックによって違いますが、我が家の受診していたところは、ロタリックスというワクチンで、1回12,500円。
2回接種しなければならないので、合計25,000円です。
子供の病院にかかる費用って無料なイメージがあったので、このギャップに目が飛び出そうでした。。
ロタウイルスって保育園に通い始めるとかなりの確率で罹患するので、共働き世帯が多い今のご時世、多くの乳児が任意接種していたと思います。
我が家は恩恵を受けることはなさそうですが、これは良いニュースだな、と思います。
WHOは2009年の時点でロタウイルスワクチンの予防接種を推奨していたようなので、日本でもようやく定期接種化したか、というところですね。
2種類のワクチン どっちにすべき?
ロタウイルスワクチンは2種類あります。
ロタリックスとロタテックですね。
我が家はロタリックスにした、というか、かかりつけが原則ロタリックスというスタンスでした。
詳細な成分などは素人の私には説明できませんが、接種回数に違いがあります。
・ロタリックス・・・2回
・ロタテック・・・3回
2回で済むならそれに越したことはないなーと思います。
料金は、合計すると大体同じになるところが多いようなので、洗濯できたとしてもロタリックスを選んだと思います。
いつまでに受けるべき?
ロタウイルスワクチンの予防接種は、接種できる時期に制限があります。
ロタリックス
1回目:生後6週以降、20週まで
2回目:生後10週以降、24週まで
ロタテック
1回目:生後6週以降、24週まで
2回目:生後10週以降、28週まで
3回目:生後14週以降、32週まで
また、調べてみると、クリニックによっては方針によって14週まで、などと決めている場合もあるので、早めに接種計画をたてなければいけないかもしれませんね。
ロタウイルスワクチンの摂取時期に制限があるのは、子供がなりやすい腸重積症が起こらないようにするためとされています。
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副作用
ロタウイルスワクチンは、ある程度の確率で副作用が起こることが報告されています。
上述したような腸重積に加えて、嘔吐、下痢などの症状が起こる場合があります。
確率としては5%以下のようですが、5%って結構な確率ですよね。
嘔吐
まず、ロタウイルス胃腸炎の代表的な症状の嘔吐。
ワクチン接種でも症状として出る可能性は十分考えられますね。
接種後はよく観察しておきましょう。
嘔吐は、気づいてあげないと呼吸できない場合もありますので、大変危険です。
下痢
我が家では、ロタウイルス胃腸炎に罹患したときもそれほど症状として現れませんでしたが、こちらも代表的な症状ですね。
実際に罹患した場合も含め、オムツが外れている場合、させた方がいいのかなと思います。
ロタウイルスを外に排出させると、処理が本当に大変なので。。
腸重積
腸重積は、腸閉塞の原因の一つで、乳児の頃によく起こります。
腸管の一部が後ろの腸管に引き込まれ、重なってしまう状態、とのこと。
症状としては、お腹が痛くて泣いたり機嫌が悪くなったりするので、ミルクをあげても機嫌直らないな・・・とかあれば、疑ってみましょう。
接種率
ロタウイルスワクチンの接種率は、日本全体では60〜70%程度と言われています。
一方で、ロタウイルス胃腸炎の罹患率は、5歳までにほぼ100%となります。
ということは、30〜40%の子供、というか乳児、幼児は、予防接種なしで罹患していることになりますよね。
死亡例もあるのにこの接種率はヤバいやろがいってことで、今回の定期接種化を後押しもあったのかなと。
ちなみに、うちの子もほぼ100%にちゃんと含まれてます。。
効果
ロタウイルスワクチンは予防接種ですから、当然その効果を期待して接種するものです。
ワクチンの目的は免疫を事前に作ること。
私の周りの人のイメージだと、
予防接種=かかりにくくなる
という人が多かったですが、その他にも一度免疫ができることによって、罹患した場合でも重篤化しづらいというメリットがあります。
事実として、ロタウイルスワクチンの導入によって、
・ロタウィルス胃腸炎の罹患数70~80%減少
・重症となる患者数90%減少
などの結果が報告されています。
我が家の場合、予防接種を受けていても2日くらいずっと吐き続けていましたが、これで予防接種していなかったら・・・と思うとぞっとするほどです。
来年10月から料金は無料となりますので、必ず予防接種するようにしましょう。
以上「ロタウイルスワクチンはいつまでに受けるべき?0歳児料金無料へ」でお送りしました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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