ひな祭り

ひな祭りの由来と起源が本当は怖い!?それとも替え歌の歌詞が怖い?

ひな人形女の子の健康と幸せを祈るひな祭り。
華やかな飾りとめでたい雰囲気になりますが、一方で怖い話を聞くときもあります。
由来や起源が怖い、といったものから、歌詞が怖い、あるいは替え歌が怖いといったものまで、色々と言われているようです。
今回は、そんなひな祭りにまつわる怖い話をまとめ、ちょっと内容を検証してみました。

 

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ひな祭りの由来・起源が怖い?

ひな祭りの由来には諸説ありますが、中にはちょっと怖いものもあります。
都市伝説的なものからくだらないものまで、色々と揃っています。

替え歌の歌詞が怖い

ひな祭りでよく歌われる歌は「うれしいひな祭り」という曲名で、1936年(昭和11年)にレコードとして発売されたものです。
調べるまでもっと昔からある民謡の類いだと思っていたので、ちょっと意外ですよね。
サトウハチローさんという方が作詞したものに、河村光陽さんという方が曲をつけた、というエピソードがあります。

サトウハチローさんが作詞した歌詞そのものが怖いわけではありません。
ただ、2番の歌詞の一部で「お嫁にいらした 姉様に よく似た官女の 白い顔」という部分に、悲しい家族想いのエピソードがあると言われています。
というのも、サトウハチローさんのお姉さんは結婚が決まっていたにもかかわらず、結核のため若くしてお亡くなりになっています。
サトウハチローさんは、家族を想う詩を書く事が多かったそうですが、この部分は「歌の中だけでもお姉さんを結婚させてあげたい」と想って綴られたのではないか、と言われているのです。

「うれしいひな祭り」の歌詞が怖い、と言われるのは、ちょっと物騒な替え歌が存在するからです。
それも、別に大人が聞いて怖いようなものではありません。
私も子供の頃にそういう替え歌を聴きましたが、子供がそういう物騒な言葉を使った替え歌を歌っているのが、大人として将来が怖い、といったものでしょう。

由来・起源が怖い

ひな祭りの由来や起源として一般的なのは以下の2つでしょう。
・平安時代の貴族の子女の人形遊びである「ひいな遊び」
・平安時代に、紙で作った人形に穢れを移し、川に流す「流し雛」

これが今のひな人形の形になり、人に降りかかる災厄を代わりに受けてくれる身代わりとして考えられるようになりました。

この身代わり、というところが怖い話と結びつきやすいですよね。

かげびな

通常のひな祭りで使われるひな人形の他に、もう一対家族の数と同じ数だけ存在するひな人形が用意されているそうです。
そして、家族が病気になったときは、その人形の同じ部分をちぎることで厄払いをする・・・ということなのでしょう。
この「かげびな」は、家長とその妻だけが扱う事ができます。
東北地方の中の、さらに一部の地方の話・・・と言われていますが、そのような地方が存在するかどうかはわかりません。

普通に考えて、家族の分であれば表も裏もなく、通常のひな人形でやればいいと思うのですが。。
この怖い話は、最後に自分の人形が損傷したことから不吉な事を予感させる・・・といった終わり方をするのですが、そうなら「かげびな」の意味と合いませんよね。
最初から憎い相手を呪うためにある、というならわかりますが、それなら「家長と妻だけが扱う事ができる」という件は意味をなさないような。。

 

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雛奉り

「ひな祭」ではなく「雛奉り」、つまり、何かを奉る行事が由来だ、というわけですね。
「奉る」という言葉は、人間が神に何かを差し出すときに使う言葉です。
一方で「祭り」とは、主に慰めるという意味が込められています。

これまた東北地方の話だそうですが、少女を神に生贄として「奉る」という風習があったとか。
さらに、その方法も今の価値観で言えばかなり惨いもののようです。
そしていつしか、この風習が、いつしか少女の身代わりにひな人形になったのが由来だ、という説のようです。

この風習、弥生時代のものだとか色々な話があるようですが、資料的には弥生時代は日本人はまだ文字を十分に扱えていないでしょうし、そんな頃の東北の一部の地方で行われた風習が記録として残っているとは思えませんね。。

ただし、日本ではこのような風習は、地方によっては近代まで一部残っていた、というのは民俗学的に学者さんが主張していますので、ひな祭りの由来になったかどうかはさておき、そういった怖い風習があった可能性は否定できません。

人形が怖い

日本人形というのは、どうしても怪談のネタになりやすいです。
ひな人形をネタにした怪談やホラー話は結構多く、「実際にあった怖い話」的に紹介されているのもあれば、怖いゲームなどで用いられる場合もあります。

日本人形は日本人から見てもちょっと怖くなるときがありますが、海外の人から見るともっと怖く見えるそうです。
そういった声が多いのか、最近は伝統的なひな人形だけでなく、リカちゃん人形のお雛様なども登場しています。

いかがでしたでしょうか。
どの逸話も結構ツッコミどころがありますが、色々と怖いエピソードはネット上で溢れているようです。
しかし、文献などではっきりとした根拠が示されているものはありません。
だからこそ、都市伝説なのでしょうね。

以上「ひな祭りが怖いのは由来と起源?それとも替え歌の歌詞か?」でお送りしました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

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