8月は夏も真っ盛り。
子供は夏休みに入り、毎日どこへ連れて行こうか、何をしようかと頭を悩ませるイクメンの方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな8月の行事食やイベント、記念日についてまとめてみましたので、子どもと一緒に8月を楽しんでください!
それでは見ていきましょう!
【スポンサーリンク】
8月の行事食
行事食は、行事やイベント、記念日などで、とある由来から食べられるようになった料理。
旬の食材であったり、逆に商業戦略的に旬じゃないものもあったりします。
このような行事食は、家庭だけでなく保育園や小学校でも積極的に取り入れ、子供達に行事の意味や風習を体感してもらおうという教育的な狙いがあるようです。
また、老人施設や障がい者施設なんかでも、季節を感じてもらうために提供されるケースが多いですね。
それでは、8月の行事食にはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。
お盆(月遅れ)の行事食
お盆は、本来は七夕と関連が深い行事で、7月の行事でしたが、現代では月遅れの8月15日が一般的なお盆の時期になっています。
このお盆では、色々な料理を食べる風習が今でも残っています。
精進料理を食べる理由と意味
お盆と言えば精進料理を仏前に供える風習がありますよね。
なぜ精進料理なのでしょうか。
その理由は、お盆期間というのは仏教的には殺生禁止の期間だからです。
精進料理は、肉類を断って菜食中心の食事ですから、このような仏教の教えと上手く繋がるのですね。
お盆自体が仏教的な行事ですから、精進料理とはセットで子供に教えてあげましょう。
ちなみに、お盆に供える精進料理は「二汁五菜」と言われています。
この「五」という数字は、五行思想からきていていると言われています。
そうめんを食べる理由と意味
お盆の15日にはそうめんを供える家庭が多いのではないでしょうか。
この理由には諸説ありますが、その一つは前にも述べたように七夕との関連性からお盆にもそうめんを供えるようになったというものです。
そうめんは麺類の中でも特に細いですが、七夕はそもそも裁縫の上達を願う行事でした。
このことから、そうめんを食べることで縁起を担ぐという意味もあったようです。
白玉団子やおはぎを食べる理由と意味
お盆には白玉団子を供える風習がある家庭もありますね。
13日:お迎え団子
14日:お供え団子
15日:同上
16日:送り団子
行事食としての意味は違いますが、料理的にはこれらは全部白玉団子の一種。
あんこをまぶしたり、甘い醤油たれをつけたりして食べます。
型菓子(落雁)を食べる理由と意味
もち米などを粉にして型にはめて作った砂糖菓子である型菓子もお盆に由来する行事食です。
あるいは、落雁(らくがん)とも言われますね。
この理由は、仏教の教えから、釈迦が弟子に「恵まれない人や修行僧に甘いものを振る舞いなさい」という教えを説いたことからきていると言われています。
どうしてそんなことになったのかは、それだけで長くなるのでまた別記事にしたいと思います。
8月の行事・イベント
8月は子供にとっては夏休み時期。
大人にとっては、毎年子供とどんなことをして過ごそうかと、楽しみでありつつもネタを考えるのが大変な時期でもありますよね。
そんな8月の行事・イベントを以下にまとめましたので、子供と過ごす参考にしてみてください。
夏祭り
夏といえば夏祭り。
全国各地で様々な夏祭りが開催されます。
青森ねぶた祭
迫力がある「ねぶた」で有名な青森ねぶた祭り。
日本で最も有名なお祭りのひとつといっても過言ではないでしょう。
→青森ねぶた祭り 囃子に合わせてハネトになろう!掛け声はラッセーラ!
秋田竿灯まつり
秋田竿灯まつりは東北三大祭りの一つ。
巨大な竿灯を職人技で演技する姿は、本当に芸術的です。
時期的には青森ねぶた祭りとツアーを組んでセットで楽しみたいところですね。
→秋田竿燈まつり2016年 日程スケジュールや場所、交通規制まとめ
仙台七夕まつり
日本一有名な七夕まつりの一つです。
町全体が七夕一色になる仙台七夕は、市民行事としての七夕発祥の地だと感じることができます。
→仙台七夕祭りの由来や起源、飾り付けの意味や作り方まとめ
立秋
立秋は、二十四節気の一つで、季節としては節目となるものの一つですね。
夏至と秋分の中間に位置し。そろそろ秋の気配が感じられるようになる頃、という意味です。
2016年の立秋は8月7日(日)となっています。
処暑
同じく二十四節気の一つです。
2016年の処暑は8月23日(火)となっています。
立秋に比べると、特別な節目というワケでもありません。
お盆
言わずと知れた、祖先の霊を祀る行事です。
元来は七夕との関連の強い行事で、旧暦7月15日に行われていましたが、現在では8月15日が一般的なお盆ですね。
上述したような行事食もありますし、近年の風習などをあまり重要視されなくなってきた日本においても変わらず大事にされている行事です。
起源としては、盂蘭盆会(うらぼんえ)という仏教的な行事に由来します。
京都五山送り火
お盆は13日に迎え火によりお迎えし、16日に送り火によってお送りしますが、これを超大規模にやっているのが京都五山送り火です。
イベントとして大きすぎるため、エンターテイメント的に見られがちですが、れっきとしたお盆行事なのです。
→京都五山送り火2016!舟形や場所取りのおすすめスポットをご紹介!
徳島阿波踊り
実は知らない人も多いですが、徳島阿波踊りは、盆踊りの一種です。
ある意味では日本で一番有名な盆踊りと言えますね。
→阿波踊り2016 日程を知ってツアーを組もう!高円寺でもあるの?
高知よさこい祭り
高知よさこいまつりは、徳島阿波踊りに対抗する形で生まれた、比較的新しいイベントです。
盆踊りとしての性質はありませんが、時期的にはお盆時期(直前)に開催されます。
北海道よさこいソーラン祭りの知名度が高くなってきて混同される場合がありますが、純粋なよさこいの発祥は高知のほうです。
→高知よさこい祭り2016!ツアー日程や北海道札幌との違いは?
灯篭流し
お盆の時期に、死者の霊を弔う意味を込めて、灯籠や供え物を海や川に流すイベントです。
昔ながらのお盆の風景ではありますが、近年では環境問題からそのまま流すことはできなくなってきています。
夏の甲子園
日本全国が注目する、夏の一大イベント。
プロ野球よりも視聴率が高く、毎年新たなヒーローが生まれますね。
自分の地元の高校がどこまで勝ち進めるかは、普段野球に興味が無い人でもついつい気になってしまいます。
夏のコミックマーケット(夏コミ)
夏コミの通称で知られる夏のコミックマーケット。
昔は単なるオタク系のイベントとして見られていましたが、今ではすっかり知名度をあげ、様々な人が参加するようになりました。
この分野では日本が最先進国であるため、多数の外国人の方々も注目している、ある意味では日本最大級のイベントの一つです。
8月の記念日
一年で最も暑い月の一つ。
様々な記念日がありますが、ここでは知名度の高いものに絞ってご紹介します。
広島原爆の日・長崎原爆の日・終戦記念日
学校でも会社でも役所でも、定刻になると黙祷を捧げますよね。
日本人としては忘れてはならない悲しい日でもあり、戦争が終結した記念日でもあります。
広島原爆の日:8月6日
長崎原爆の日:8月9日
終戦記念日:8月15日
山の日
2016年から施行される祝日法に伴う祝日となっています。
近年ありがちな連続休暇狙いという批判もありますが、山に感謝するという意味のあるお盆直前の記念日となっています。
→山の日が祝日となるのはいつから?制定を反対された理由とは
焼き肉の日
有名というわけではありませんが、毎年29日は「にくの日」として肉関連のイベントや特売が行われますね。
中でも8月は「やきにくの日」ということで、夏に欠かせない焼き肉の記念日なんです。
この日は家族で焼き肉を行ってみては?
いかがでしたでしょうか。
知っている行事食やイベント、記念日もあれば、名前くらいしか聞いたこともないものもあったかもしれませんね。
こういったイベントはしっかりとおさえて、8月には8月のするべきことを、家族みんなで楽しみましょう!
以上「8月の行事食やイベント、記念日といえば?全部覚えて子供と楽しもう!」でお送りしました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
【スポンサーリンク】