先日、子供の保育園で誕生会があったので行ってきました。
うちの子供は家や保育園でも普段はすごく喋るのですが、誕生会のステージに立つと一言も話すことができず。
赤ちゃんの頃はなんとなく思っていましたが、はっきりと人見知りだったり人前だと話せなくなるタイプなんだな、と認識しました。
こういったことは克服すべき問題なのでしょうか?
また、治す方法にはどういった方法があるのでしょうか。
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目次
人見知りってどんな意味?
「人見知り」は、昔から赤ちゃんや子供が知らない人を見たときに恥ずかしがったり嫌がって隠れてしまうようなときに使われてきた言葉です。
「見知らぬ人」というような表現はよく使われますよね。
大人でも見知らぬ人にはちょっと警戒心が働きます。
それが、これまでの人生経験などを元に色々とその人を外面などから評価することができるのである程度対応できますが、人生の経験そのものが浅い赤ちゃんや子供にとってはパパやママ以外の会う人、全員が「見知らぬ人」なわけですから怖いのも当然かもしれませんね。
ただ、最近では社会人になるくらいの大人でも「人見知り」という言葉が当てられるようになってきていて、現代社会における人付き合いの希薄さを伺わせる状態でもあります。
人見知りの原因
人見知りの原因は一概には言えませんが、基本的には人付き合いに対する不安感からくるもの。
赤ちゃんや子供の場合は、パパやママと他の人を区別をつけることができるようになったことにより、「安心できる人」と「安心できない人」の二種類の人がいると思ってしまうことにより、人見知りになってしまうのでしょうね。
見知らぬものに対する恐怖は本能的なものですから、そう感じる人に消極的な態度をとってしまうことは無理もありません。
実は最近の研究によると、赤ちゃんや子供のうちの人見知りにはもう1つの要素があると言われています。
それは好奇心です。
怖い、けど興味がある・・・どうしていいかわからない。
こんな微妙な心の動きが、赤ちゃんや子供が人見知りで泣いてしまう原因だというのです。
人見知りやパパ見知りっていつから出始める?
他人どころかパパにすら人見知りしてしまう、パパ見知りの赤ちゃんや子供っていますよね。
どんな赤ちゃんでもママは匂いや母乳の味なんかではっきりと固有の存在だと認識しています。
一方のママも、10組のママが泣き声だけで自分の赤ちゃんを当てられるか、という実験で、10組全員が当てたという実験結果があるくらい、ママと赤ちゃんや子供の繋がりというのは深いもの。
パパ見知りになってしまうのも無理ないのかもしれません。
この問題は、赤ちゃんがママとそうでないはっきり区別できるようになる、生後6ヶ月頃から出てくると言われています。
この6ヶ月というのは、赤ちゃんの目がだんだん周りを見れるようになってきて、はっきりと人を認識できるくらいの月齢なんだそうです。
意外と多い人見知りの芸人・芸能人
明るくていかにも社交的な人が多そうな芸人や芸能人ですが、実は人見知りの人が多いそうなんです。
・南海キャンディーズ・山里亮太
・タモリ
・ザキヤマ
・おぎやはぎ
・オードリー・若林
・ナインティナイン・岡村隆史
・きゃりーぱみゅぱみゅ
・佐藤健
・新垣結衣
いずれも芸能界で確かな地位を確立している人たちですが、「人見知りだからこそ成功した」と自ら語る人もいます。
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人見知りって克服する必要あるの?
この問題については議論の余地があり、一概に言えることなどないのかもしれません。
上述のとおり、芸能人などで成功をおさめている人たちの中には、人見知りと戦ってきたからこそ成功した、と自分の教訓にしている人もいます。
『「人見知り」は案外うまくいく』という本の著者によれば、人見知りのほうが人生も仕事でも成功させやすいと書かれています。
一方で、多くの自称「人見知り」の人たちは、「人見知りを克服したい、治したい」と思って、日々自分と戦っている人が多いです。
私自身そんな人の一人でした。
また、別の観点では、親としては子供の人見知りをできるなら治したい、と思う人が多いでしょう。
社会に出たときに苦労しそうだから。
あるいは、自分が苦労してきたから。
私もまた、できるなら子供は人見知りじゃない方が幸せなんじゃないか、まだ小さいうちに社交性を持たせるよう努力すべきではないか、と最近思うようになってきた一人の親です。
人見知りを否定しないこと
人見知りについて色々調べていって、本も読んでいくうちに、
・人見知りって現在のその人の個性の一つに過ぎないんだ
・人見知りを克服しようと努力することが成長に繋がるんだ
と思うようになってきました。
「人見知り」という個性は、どちらかというと社会性がなくマイナス要素と捉えがちですし、確かに社会人としては社交性を身につけていく必要もあるでしょう。
でも、生来の個性である「人見知り」そのものを克服する必要はないんじゃないか、人見知りは人見知りのまま、社会で上手くやっていくためのスキルを身につければいいんじゃないかと思います。
そうすることで、天然の社交的な人よりももっと人に好かれる人になれるかもしれないのですから。
矛盾しているかもしれませんが、「人見知り」のまま人から好意を持ってもらえるように努力することが大事なんだと、今は思っています。
人見知りを治す方法と対策
とはいえ、人見知りのまま社会に出たとき、人によっては相当に強烈な洗礼を受ける人もいるでしょう。
社会どころか小学校でも苦労するかもしれません。
そんな赤ちゃんや子供の「人見知り」を治すための方法について、いくつかピックアップしてみました。
①自己肯定感を育てる
人見知りの子供の特徴として、自己肯定感に欠ける子供が多いようです。
子供が育つ環境は人それぞれですが、自分というものに自信を持ってもらうことで人見知りが治るかもしれません。
自己肯定感を育てる方法をここで論じるとまた長くなるので避けますが、特に子供においては「自分は両親から愛されているんだ」と思えるように接してあげることだと思います。
我が家では毎日「お父さん、大好き!」「○○ちゃん、大好き!」というハグを朝、晩、寝る前にしています。
②他人と遊ぶ回数を増やす
愛情たっぷりに育てても、パパやママ以外と遊ぶ機会が少ない赤ちゃんや子供は人見知りになりやすい傾向にあります。
大人においてもそうですが、色々な人と接することで経験値が増え、他人というものがわかるようになります。
③挨拶をしっかりさせてみる
挨拶できなくても「うちの子、人見知りだから・・・」と親がそのことを肯定してしまう場合がありますよね。
挨拶できないことで怒鳴りつけるのもまた行き過ぎですが、肯定する必要もありません。
「私は人見知りだから挨拶できなんだ」と子供にインプットさせてしまう可能性があります。
④無理強いしない
人見知りの人は大なり小なり他人を怖がっています。
そんなときに、無理矢理子供だけでチャレンジさせてみたり、あるいはパパ・ママがわざと離れてしまうと、「怖い人と会うとますます怖い目にあう」と思ってしまいます。
パパもママも一緒に他の人と遊ぶことで子供も安心できるのです。
決して「人見知り」という見えない怪物のようなものに、子供一人で立ち向かわせないでください。
⑤気楽に待つ
身もふたもないかもしれませんが、大半のパパママは心配しすぎのようです。
自然と治るもの、という専門家も多いようですし、上述した書籍の著者も「治す必要はない」と言っています。
もっと言えば、日本人の60%以上が自分のことを人見知りだと感じたことがある、というアンケート結果もあるようです。
そこまでいくと、人見知りじゃない人の方が少数派、つまりアブノーマルな感じすらしてしまいますね。
人見知りはそのうち治るもの、あるいは最終的には6割が人見知りなんだから治らなくてもいい、と気楽に待ってみるのも一つの手だと思います。
まとめ
生後6ヶ月頃から出てくる赤ちゃんや子供の人見知り。
治せるものなら治したい、という人も多いと思いますが、そんなに否定すべきものでもないのかもしれません。
色々な人とお付き合いを繰り返したり、挨拶をしてみたり。
決して子供一人を人見知りと戦わせるのではなく、パパママと一緒に気楽に克服していきましょう。
最終的には治らなくたって大丈夫、くらいの気持ちで。
以上「人見知りは克服すべき?赤ちゃんや子供を治す5つの方法と対策」でお送りしました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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