夏になると言葉を聞く、日本郵便が発行する「かもめーる」。
私の周りの人でも「かもめーる?なにそれ?」と、意外と知らない人も多いです。
今回は、かもめーるとは何なのか、商品の由来と、それについている番号の意味、2017年の販売期間についてまとめてみました。
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かもめーるとは
「かもめーる」と検索されること多いですが、正式には「かもめ~る」。
間が「ー」ではなく「~」なんですね。
ちなみに、Wikipediaによると、「ー」を長音符、「~」を波ダッシュと呼びます。
ただし、ここでは「かもめーる」として扱っていきます。
「かもめーる」は、日本郵便株式会社が夏の季節に発行する特別なはがきです。
元は単に暑中見舞い用の郵便はがき、という位置づけでした。
言ってしまえば単なる郵便はがきですが、日本郵便の立場から見れば「暑中見舞い用」はがきを発行することで、顧客の潜在的なニーズを呼び起こそう、という商業的な戦略ですね。
「夏になったら『かもめーる』で大事な知人に暑中見舞いを送ろう!」的な。
このような日本郵便の商業戦略は、季節ごとに垣間見ることが出来ます。
季節やイベントごとにグリーティング切手を発行していますし、なんと言っても最大のものは、年末年始の年末はがき。
年間20億枚以上の発行枚数を誇るというのですから驚きですよね。
商品の由来
日本郵便が暑中見舞い用のはがきを「かもめ~る」と名付けた由来は、夏の風物詩「かもめ」と「メール」にかけたことです。
あるいは「カモン・メール」の意味もあるのだとか。
確かに、夏といえば海の季節ですし、海と言えば「カモメ」というのはわかる気がします。
昔から郵便というのは、鳥をイメージされる方が多いですし、実際語呂が良くていいネーミングだな、と思います。
しかし、実際には日本に渡り鳥としてくるカモメの多くは冬に来るのだとか。
季節を問わず一年中常駐するカモメもいるので、夏にもいるにはいるのですが、夏は本来はもっと北部にいるものが越冬の意味で日本に渡ってくるものが多いようです。
日本郵便のネーミングにケチをつけるつもりはまったくありませんが、暑中見舞いの季節は夏本番の時期ですから、それらの種類のカモメがこの時期に日本に来ることは、実際にはないのでしょうね。
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番号の意味
かもめーるは、年末年始の年賀はがきと同様に「くじ付き」のはがきです。
郵便はがきのクジは、もらった後のお楽しみもあるので、こういう「くじ付き」はがきは二度楽しめるという意味で、もらうと嬉しいですよね。
ちなみに、このクジの当選番号の発表は、平成28年(2017年)のときで9月5日(月)でした。
平成29年(2017年)も同じ頃だと思います。
また、当選者は、A賞は下5桁が一通り、B賞は下3桁が二通りでした。
賞品は、A賞が現金5万円で、確率としては10万本に1本、B賞が切手シートで1000本に2本というものだったようです。
かもめーるの発行枚数は2億3760.6万枚(平成28年(2016年)予定)だったようですから、単純計算で2376本のA賞が出たのだとすると、現金だけで1億1880万円支払われたことになります。
全部売れたと言うことはないのでしょうが、想像以上の規模の事業ですね。
かもめーる2017の販売期間
かもめーるは、平成28年ベースで4月21日に広報され、販売期間としては6月1日から8月26日まで販売されました。
暑中見舞いは梅雨明けの7月頃から残暑の厳しい8月末までが、一般的に送る時期だと言われていますから、暑中見舞い用はがきの販売時期としては十分ですね。
いかがでしたでしょうか。
もらって二度嬉しい「かもめーる」。
今まで送ったことがない、と言う人も、今年は親しい人に送ってみては?
以上「かもめーるとは?商品の由来と日本郵便の番号の意味、2017販売期間」でお送りしました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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