インフルエンザが一番辛いのは発熱したときだと思います。
39℃、あるいは40℃近くまで上がると、大人でもさすがに辛いですよね。
我が家の子供も、38℃くらいまでは普段通り元気で、「遊ぼ!」と言ってせがんできますが、39℃までいくとさすがにぐったりしています。
こういうのを見ると、子供って素直だなぁって思います。
ところで、37℃近くまで解熱後にも、体がだるかったり倦怠感が残っている場合がありませんか?
そんなときは、もしかすると二次感染があるかもしれませんよ。
今回は、そんなときの原因や理由についてまとめてみました。
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目次
インフルエンザの解熱後にだるい・倦怠感が残る原因と理由
インフルエンザにかかると多くの人は高熱にうなされるため、すぐに病院に行きますよね。
インフルエンザには「抗インフルエンザウイルス薬」が処方され、通常であれば2~3日で解熱することになります。
じゃあ解熱したから完治した!といえるかというと、実はそうではありません。
インフルエンザで解熱するまでの仕組み
インフルエンザが治るための段階的な仕組み仕組みとしては
となります。
この際に発熱する理由は、自分の体の免疫能力がインフルエンザウイルスを駆逐しようと内因性発熱物質を出し、それを受け取った脳が自発的に発熱するからだと言われています。
なぜそんな物質を放出するかといえば、その方がインフルエンザウイルスと免疫能力の戦いで有利だからでしょう。
風邪やインフルエンザを含む大抵のウイルスは、39℃もの高温環境下では増殖することができず、やがて白血球などの免疫能力が勝利すると、発汗して体温が下がり、解熱するのです。
ところで、2012年4月に学校保健安全法施行規則の改正がありましたが、学校では解熱後2日経過するまで(幼稚園の場合は3日経過するまで)出席できなくなりました。
昔から「インフルエンザにかかったら一週間休む」と言うことがよくありましたが、現在は解熱後感染する可能性がある期間として、2日間設けられるようになったということですね。
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解熱後のだるい・倦怠感の原因と理由 ①体力が落ちている
39℃以上の高熱の後にだるかったり、倦怠感が残るのは当然のことかもしれません。
そもそも自分の体を発熱させるために脳内物質を分泌し、筋肉を振るわせていたり、そのあとに解熱するために汗をかいたりしていますからね。
熱が下がったからといっても、その直後は運動した後のような状態ですから、体力が落ちているのです。
解熱後のだるい・倦怠感の原因と理由 ②抗インフルエンザウイルス薬の副作用
しかし、体力のせいとばかりは言えないときもあります。
インフルエンザで病院にいくと、抗インフルエンザウイルス薬が処方されますが、これはなかなかに強力な薬であるため、インフルエンザウイルス以外の部分にもきいてしまい、副作用となってだるさ・倦怠感に繋がる場合があります。
そもそも、近年ではこういった薬の使用については賛否両論となっており、患者側もそういった知識を持つ人が増えていることから、病院の医師も処方には慎重となっているケースが多いようです。
解熱後のだるい・倦怠感の原因と理由 ③別のウイルスに二次感染
解熱直後はまだしも、解熱したのに何日もだるい・倦怠感があるといった状態が続くのであれば、インフルエンザウイルス以外の別のウイルスに二次感染している可能性があります。
上述したように体力も落ちているので、風邪などの他のウイルスにもかかりやすくなっています。
下手すると、肺炎などになってしまう場合もあるので、インフルエンザの解熱後もだるい状態が長く続くようであれば、再度病院で受診する必要があります。
上述したように、39℃以上となる高熱が代表的な症状のインフルエンザですが、現在では解熱後も感染する可能性のある期間である、という考え方になってきています。
解熱後にもだるい・倦怠感が残っている期間が長く続くようであれば、二次感染を疑って病院を受信するようにしましょう。
以上「インフルエンザ解熱後にだるい・倦怠感が残る原因と理由」でお送りしました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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