今年もいよいよ冬到来・・・となると、暖房が恋しい季節ですよね。
暖房はストーブでやっている人も多いと思いますが、補助暖房としてホットカーペットという手もあります。
「ホットカーペットの電気代って月いくらだよ。高いんでしょ。」とハナから思っている人も多いかもしれませんが、実は意外と電気代が安い暖房器具なんですよ。
ここでは床暖房との比較を交えて、ホットカーペットの電気代についてまとめてみました。
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目次
暖房は頭寒足熱が基本
頭寒足熱という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。
読み方は「ずかんそくねつ」と読みますが、暖房の基本的な考え方で、寒いときの暖房効率として頭側は冷えていても足下を暖めておけば人間は暖かいと感じるものなのです。
逆に言えば、どれだけ部屋全体を暖房しても、足下が冷えていれば暖かいと感じることができず、どんどん暖房を炊いてしまったりして、エネルギー効率が悪いと言うことにもなります。
このため、部屋全体を暖めるための効率としては良くないのですが、人間が暖かいと感じるための暖房としては、ホットカーペット(電気カーペット、電気毛布ともいいます)や床暖房のような、足下を直接暖める暖房は効率の良い暖房といえるのですね。
それでは、ホットカーペットと床暖房、それぞれどちらが効率が良い暖房なのでしょうか。
ホットカーペット(電気カーペット、電気毛布)の電気代は月いくら?
まず、ホットカーペットの電気代についてまとめてみましょう。
ホットカーペットの基本的な仕組みは、カーペット内に抵抗のある電熱線を通し、これに電気を流すことで電線から発するジュール熱を用いてカーペットを暖める・・・というものです。
普段床に座る環境であれば、足下が直接暖められるため、少ない電気料で十分暖かいと感じることができます。
逆に、欧米のように靴を履いたまま家で過ごし、椅子に座って過ごすような環境ではメリットが少なく、効率の良い暖房とはいえないでしょう。
また、家の中でも最も冷たい床にも直接触れているため、ホットカーペット自体の熱がどんどん床下に逃げてしまうというデメリットもあります。
これについては、ホットカーペットの下に断熱効果のある銀マットなどを敷くなどの対応である程度克服することができ、エネルギー効率を高めることもできます。
ホットカーペット(電気カーペット、電気毛布)の電気代計算
さて、そのような対策を施した上で、ホットカーペットの電気代は月いくらくらいなのでしょうか?
ホットカーペットの電気代は、ホットカーペットの面積(正確に言うなら、中に通っている電線の抵抗量ですが)に応じて変わります。
電気代の計算式は、
消費電力(W)×使用時間(h)×電気代(円/kWh)
という式で算出することができます。
ここでは、一般的な二畳~三畳の大きさに分けて計算してみましょう。
二畳タイプの電気代
二畳タイプのホットカーペットの消費電力は、約500Wほどのものが多いと思います。
使用時間は、夕方5時~11時の6時間としましょう。
電気代は円/kWhと仮定します。
これを計算すると
0.5(kW)×6(h)×27(円/kWh)=81円
となります。
三畳タイプの電気代
二畳タイプのホットカーペットの消費電力は、約750Wほどのものになります。
二畳タイプの1.5倍の面積なのですから、使う電線も1.5倍、消費電力も1.5倍というわけですね。
となると、計算するまでもないような気がしますが、当然ながら電気代も1.5倍になります。
0.75(kW)×6(h)×27(円/kWh)=121.5円
もうおわかりと思いますが、四畳タイプなら二畳タイプの2倍電気代がかかりますし、六畳タイプなら3倍の電気代がかかることになります。
ホットカーペットは効率がほぼ100%、シンプルな構造であるため、暖房器具としての技術の進歩の余地もあまりありませんし、昔から変わらない安心感がありますね。
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床暖房の電気代は月いくら?
一口に床暖房といっても、様々な種類があります。
まず、方式として電熱線式と温水式、 燃料が電気かガスか灯油か、熱源がボイラーかヒートポンプか、などです。
まず、電熱線式の場合ですが、原理がホットカーペットと同じです。
従って、かかる電気代も 、同じ畳数なら大差ありません。
大きく異なるのは、ヒートポンプ式の場合です。
ヒートポンプは空気から熱を吸収し、消費電力以上の熱を生み出すことができるという、画期的なものです。
例えば、効率が300%のヒートポンプなら、100Wの電気で300Wの熱量を生み出すことができるのです。
従って、ホットカーペットのエネルギー効率を100%、ヒートポンプのエネルギー効率を300%ととすると、消費電力は3分の1で住みますし、電気代も3分の1の計算で済むことになります。
ホットカーペットと床暖房の電気代比較
それでは、ホットカーペットと床暖房の電気代を比較してみましょう。
といっても、先に述べたように、電気代だけで見るなら、電熱線式の床暖房なら理論上は電気代はほぼ同じになるはずですし、ヒートポンプ式なら3倍近く違うはず。
ここでは、イニシャルコスト、つまり、設置するための初期費用込みで計算してみましょう。
比較しやすくするため、6畳程度で考えてみます。
まず、6畳用ホットカーペットは、amazonや楽天といった通販サイトで購入して敷くだけです。
6畳用ホットカーペットは、約1万円のものがありましたので、ここではホットカーペットのイニシャルコスト(初期費用)を1万円とします。
電気代は、1500Wとし、1日6時間稼働、電気料は27円/kWhとします。
次に、ヒートポンプ式床暖房のイニシャルコストを考えてみましょう。
床暖房の場合は施工そのものを依頼することになるため、モノ代+工賃が発生します。
6畳程度をヒートポンプ式床暖房で施工した場合は、30〜40万円程度になるようです。
ただし、ヒートポンプ式床暖房は家全体の暖房システムですので、6畳の部屋1つだけを暖房するために導入する人は少ないでしょう。
となると、20万円程度のヒートポンプで24畳程度を賄うケースと想定し、ここでは6畳分の施工費は30万円として計算してみましょう。
ヒートポンプ式床暖房の電気代は、効率300%として消費電力は500W、その他の条件はホットカーペットと同一とします。
初期費用は当然ヒートポンプ式のほうが高く、ランニングコストはホットカーペットの方が高いため、何日かすると、ヒートポンプ式のほうが安上がり・・・という結果になるはずです。
それをX日とすると、損益分岐点となる計算は
10000円+1.5kW×6時間×27円/kWh×X=300000円+0.5W×6時間×27円/kWh×X
X=290000÷6÷27≒1790日
つまり、この条件では1790日後には床暖房の電気代の安さがホットカーペットの安さに比べて有利に転じることになりました。
1790日というとわかりにくいのですが、5年弱といったところでしょう。
これくらいなら床暖房にしたほうが安いと思われた方も多いかもしれませんが、イニシャルコストは条件によって違います。
うちの場合は、家全体を床暖房すると150万円のくらいの見積もりとなりましたので、お住いの地域による差はあると思いますので、見積もりをとってみるといいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ホットカーペットは、意外と月の電気代がかからないという感想を持った方も多いのではないでしょうか。
まずホットカーペットを試してみて、ストーブよりも気に入ったなら、見積もりをとって比較し、床暖房に切り替えてしまうというのも、長期的にみると安上がりかもしれませんね。
以上「ホットカーペットの電気代は月いくら?床暖房と比較して安い?」でお送りしました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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