新生児のゲップをさせようと思っても、なかなか出てくれない。
こんな経験のある人は実にたくさんいらっしゃいます。
特に、母親からお願いされて困った父親の皆さんも多いのでは?
今回は、父親でも簡単に出せちゃうゲップの出し方のコツを3つご紹介します。
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目次
新生児のゲップの出し方のコツ① 基本は頭を肩に乗せて背中をトントン
1つ目は基本中の基本。
1.新生児を正面から抱きかかえます。
コツとしては、このとき、いきなり自分の方に持ってくるのではなく、迎えにいくようにするといいでしょう。
仰向けのまま、自分の体に密着させてから起こすような感じですね。
父親が自分の力で新生児を自分の方に引き寄せると、首が据わっていないのでカクンと自分の方に倒れて、場合によっては親の肩に顔をぶつけてしまったりします。
2.新生児の頭が自分の肩に乗るくらいに引き上げます。
コツは、このとき、持ち上げるのに気を取られて背中が伸びたり反ったりしないように気をつけてください。
自分がゲップや咳をするときのことを思い出して欲しいのですが、これらをするときに背中をピンと伸ばしたり、それどころか反ったりする人はいませんよね?
本能的というのか反射的なものだと思いますが、こういうことをすると、非常に出しにくいです。
3.軽く背中をトントンします。
ホントに軽く。ゲップを促すだけです。
あまり強く叩くと、かえって嘔吐を促してしまうため危険です。
特に父親の皆さんは気をつけてください。
一応、肩にタオルを敷いて置いた方がいいでしょう。
新生児のゲップの出し方のコツ② ①で出ないときは背中を上下にさする
新生児で①を実践しても出ないときは、そのまま背中を上下にさするとゲップが出てくる場合があります。
①の姿勢でなくても、少し難易度は高いかもしれませんが、片手で顎と脇を抱えて背中を丸めさせ、背中をさする方法もあります。
パワーのある父親向けですね。
この姿勢は顎が下がりすぎて気道が狭くなり息がしづらい持ち方ですので、顎をしっかりと持ち上げるようにしてあげてください。
コツとしては、親は正座か椅子に座ってやった方がやりやすいです。
自分の両足の間で新生児の足を挟むようにして、ある程度、新生児自身の力を借りて姿勢を保持しましょう。
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新生児のゲップの出し方のコツ③ 5分で出なければ諦めて、寝かせるときは横向きに
新生児に①または②を5分くらい実践してもゲップが出ないなら、いったん諦めるというのも一つの手です。
というのも、ゲップは胃の中の空気を反射で排出しているに過ぎません。
新生児の場合は、このときに嘔吐をしてしまう可能性があるため、予防のためにゲップを促しているんです。
従って、そもそも母乳の場合は哺乳瓶でミルクを飲むよりも空気が入りにくいですし、入っていたとして出ないことが即危険に繋がるわけではなりません。
かえって背中を強くトントン叩きすぎたり、長くさすりすぎることで肌への刺激が強すぎたりすることのほうが新生児にはストレスになる場合があります。
一般的にはストレスはゲップやオナラなどを誘発する要因にもなりますから、かえって逆効果というわけですね。
ただし、一点気をつけて欲しいのが、そのまま寝かせると嘔吐する危険性があること。
もともと、ゲップをさせる目的がそうなのですから、ゲップが出なければ空気が胃の中に溜まった状態であるということです。
これについてはもう出しようがないのですが、もし寝かせて目を離すときは、横向きにして寝かせましょう。
もし仰向けのまま嘔吐してしまうと、服にも顔にも嘔吐物がかかってしまうだけでなく、気道へ逆流して最悪は窒息してしまう可能性があります、
横向きにしておくことで、嘔吐したときに気道への逆流を防ぐことができます。
この辺は、お酒を飲み過ぎて酔いつぶれてしまった人の介抱の仕方と同じですね。
ただし、これこれで、まだ寝返りのできない新生児だとうつぶせになってしまって、窒息する恐れがありますから、枕などでうつぶせにならないようにケアしてあげましょう。
最近では傾斜がついて吐き戻しを防止させるような枕もありますから、そういう枕を使うのも一つの手です。
嘔吐自体は防げませんが、最悪の事態は回避できそうですね。
このほか、寝返りを防止するようなクッションもありますから、こういったものも併用しながらうつぶせになるのを防止しましょう。
とはいえ、枕の下になにかいれて傾斜をつけたり、他のモノで代用するなど、家にあるモノで何とかなりそうですけどね。
こういったグッズを使っていても、油断せず嘔吐した場合はすぐに反応できるように気をつけましょう。
以上「新生児のゲップの出し方のコツ!父親でも簡単に出せちゃう3つの方法」でお送りしました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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