食欲の秋を代表する焼き芋。
我が家は大の焼き芋好きで、専用の焼き芋器があるくらい。
その中でも甘いと評判の安納芋を焼き芋にしてよく食べています。
実は、安納芋やさつまいもは、こんなに甘いのにダイエット効果があるのだと言います。
1本(1個)当たりのカロリーや栄養素、成分などはどのようなものなのでしょうか。
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目次
安納芋の1本(1個)当たりのカロリー
我が家はあまり季節に関係なく焼き芋を食べたりしますが、焼き芋ってなんとなく腹持ちがいい気がするんですよね。
となると、結構カロリーが高いのでしょうか?
調べてみると、一般的なサツマイモと安納芋のカロリーは以下のようになっていました。
さつまいも:131.9kcal(キロカロリー)→焼き芋163kcal
安納芋:142kcal(キロカロリー)
白米:168kcal(キロカロリー)
※100グラム当たり
安納芋は種子島産の糖度の高いサツマイモとして有名ですが、それだけに100グラムあたりのカロリーは一般的なサツマイモよりも高いようですね。
それでも、比較のために白米(炊飯した状態)を乗せましたが、焼き芋にした状態では普通のご飯とほぼ変わりませんね。
安納芋(さつまいも)の成分(ご飯との比較)
実際に焼いた状態と炊飯した状態ではカロリーに差はそれほどないことがわかりましたが、成分・栄養面での差はどうなのでしょうか。
サツマイモとご飯での比較を表にしてみました。
焼き芋 | ご飯 | |
エネルギー | 163kcal | 168kcal |
タンパク質 | 1.4g | 2.5g |
脂質 | 0.2g | 0.3g |
炭水化物 | 39g | 37.1g |
食物繊維 | 2.3g | |
ビタミンA | 1ug | |
ビタミンB1 | 0.12mg | 0.02mg |
ビタミンB2 | 0.06mg | 0.01mg |
ビタミンB6 | 0.33mg | 0.02mg |
ビタミンE | 1.3mg | |
ビタミンC | 23mg | |
カリウム | 470mg | 29mg |
葉酸 | 47ug | 3ug |
クロロゲン酸 | 228mg | |
ヤラピン | ? |
※100g当たり
比較すると、エネルギーや三大栄養素ではほとんど差がありませんが、栄養素の面では焼き芋のほうが優位ですね。
便秘気味の人やビタミン不足に悩んでいる人は、焼き芋のほうがメリットが大きいと言えます。
クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、抗酸化作用や糖の吸収、脂肪の蓄積を抑制するなど様々なメリットがあることが知られています。
ヤラピンは、サツマイモを輪切りにしたときにでる白い乳液上の物質で、食品としてはサツマイモにしか含まれていません。
ヤラピンは便秘に効果がある成分として注目されていて、食物繊維との相乗効果でより一層の便秘解消効果があると言われています。
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さつまいもとご飯の価格・コスパの違い
作物の価格は当然季節によって変動しますが、我が家の近所のスーパーの販売価格で比較してみました。
ご飯(白米):10kg3000円→45g13.5円
さつまいもの場合、加熱調理後も重量がほとんど増えない上、可食部で計算すると少し減るため、重量はそのまま計算しています。
白米は2.2~2.3倍に重量が変化しますので、ご飯(炊いた状態)100gは白米45gに相当するとして計算しました。
この観点から見れば、コスパの差は圧倒的ですね。
いかに白米が主食して生産性などの面で優れているのかわかりますね。
カロリーから見る安納芋のダイエット効果
さつまいもや安納芋の食品としての優れた栄養面に注目した「さつまいもダイエット」というものがあります。
やり方は簡単。
主食であるご飯をサツマイモや安納芋に置き換えるだけです。
量は通常食べるご飯の量を守ってください。
一般的には100g~150g程度です。
一体どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
安納芋(さつまいも)ダイエットのメリット
以下に安納芋(さつまいも)ダイエットのメリットを挙げてみました。
・腹持ちが良い
・食物繊維とヤラピンが含まれているので便秘の解消に効果がある
・ビタミンなどの栄養面でご飯より優れている
・入手、保存しやすい
・甘いので他のスイーツが必要なくなり、長続きする
・クロロゲン酸の効果で糖質・脂質が吸収されにくくなる
なんだかすごい量のメリットがありますね。
ちなみに、通常は皮をむいて食べる人が多いと思いますが、皮にも栄養がたくさん含まれているので、皮ごと食べる方がオススメです。
安納芋(さつまいも)ダイエットのデメリット
一方で、安納芋(さつまいも)ダイエットのデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。
・ダイエットにいいからついつい食べ過ぎてしまう
・主食としては飽きてしまう
・他のおかずを食べなくなってしまう
最大のデメリットはコスパが悪いことでしょう。
今まで通りの献立で、単純にご飯をサツマイモに置き換えると、一食当たりの食費は確実に増えます。
主食を150gとした場合は130円ほどでしょうか。
あとは、おいしすぎて食べ過ぎてしまったり、主食なのに味があることでかえって飽きてしまう、という事例があるようです。
そのことで、かえって他の主菜やや副菜を食べなくなってしまい、タンパク質などが不足して筋力が落ちてしまったりすると、かえってダイエット効果が低下する場合もあります。
ただ、この辺は「さつまいもダイエット」が辛いことによるデメリットというよりは、単純な慣れの問題も大きいと言えます。
私たちは子供の頃からご飯を主食とした献立に慣れており、それをサツマイモに置き換えることでどうしても違和感が生じます。
例えば、餃子や青椒肉絲などを主菜とした場合は、どうしても白いご飯を食べたくなりますよね。
こういった「ご飯がすすむオカズ」も、さつまいもダイエットの献立の一環として一緒に考えていくことでクリアできるはずです。
「甘いものが食べたい」とか「食事の量が足りない」といった、人間の根源的な欲求に基づくデメリットではないですからね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
安納芋(さつまいも)は一本(一個)当たりのカロリーは意外と低く、ダイエットにも適していることがおわかり頂けたと思います。
他にも、含まれている成分や栄養素の面から便秘解消などにも効果がありますから、一石二鳥という人もいますよね。
子供も一緒におやつとして食べることができますし、家族でも始めやすいダイエット法かもしれませんね。
以上「安納芋のカロリーは1本(1個)いくら?ダイエット効果ある?」でお送りしました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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