日本三大祭りの一つに数えられる、大阪天神祭。
子供に見せてあげたいと思うイクメンの皆さんも多いのではないでしょうか。
実は1000年以上の歴史を持つ一方で、「ギャルみこし」という近年の女性活躍社会の要素も取り入れているんです。
平成28年(2016年)の日程やスケジュールのほか、屋台の時間や場所についてまとめました。
また、花火大会としても人気である奉納花火のおすすめスポットや穴場スポット、交通規制や交通アクセスについてもまとめましたので、大阪天神祭を親子で丸ごと楽しめるコンテンツとして見て頂ける内容となっています。
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大阪天神祭とは
大阪天神祭は、日本三大祭りの一つに数えられるほど大規模なお祭りの一つ。
「天神祭」は日本各地の天満宮で行われるお祭りのことですが、単に「天神祭」といえば大阪天満宮で行われる「大阪天神祭」を指していうことが多いです。
日本三大祭は
・京都祇園祭
・大阪天神祭
・東京神田祭
の3つを指していいます。
6月下旬吉日から7月25日の約1か月間に渡って様々な関連行事がありますが、大阪天神祭としての開催期間は7月24日、7月25日の2日間。
この25日というのは、天満天神として祀られている菅原道真の命日。
命日そのものは旧暦2月25日ですが、これにならって天神祭は25日に行われることが多いようです。
お祭りの最終日である7月25日には「天神歳奉納花火」が開催され、たくさんの人で賑わいます。
この奉納花火は日本全体の花火大会の中でもおそらく5位までには入るくらいの人気の高い花火なので、毎年約130万人近い人が訪れるといいます。
大阪天神祭の歴史
大阪天満宮は、その死後に様々な異変が多発したことから、当時の朝廷に祟りをなしたと言われる菅原道真を天満天神として信仰する神社です。
そして、そこで行われる大阪天神祭は、951年から始まったとされ、1000年以上もの歴史を持つのです。
そこからずっと続いてきた大阪天神祭ですが、江戸時代にはすでに日本三大祭の一つに数えられていたといいます。
大阪天神祭のギャルみこし
大阪天神祭の「ギャルみこし」とは、昭和56年(1981年)に誕生したギャルが担ぎ手となる御神輿のこと。
今や大阪天神祭の目玉イベントのひとつともなっていて、このイベントだけで単独のホームページを持つほどです。
しかし、1981年にはすでに「ギャル」なんて言葉があったのか、とちょっと感動してしまいましたが、こう呼ばれるようになったのは比較的最近のこと。
正式名称は「天神祭女性御神輿」といいます。
これが有名になるにつれ、いつの頃からか「ギャルみこし」と呼ばれるようになったのだとか。
このギャルみこしは「ご当地ミス」の要素をもっていて、毎年ホームページ上で担ぎ手を募集しています。
書類選考から面接まであり、厳しい競争を勝ち抜いたギャルだけがギャルみこしを担ぐことができるようです。
大阪天神祭 2016年の日程
大阪天神祭の2016年の日程は以下のとおりです。
日程:平成28年(2016年)7月24日(日)、7月25日(月)
この日程は年によらず固定のため、毎年同じです。
ただ、最近では平塚七夕祭りのような大きなお祭りも、ハッピーマンデー制度などの流行を受けてか、イベントの最終日を日曜日にするなど、より皆がイベントを楽しめるように曜日ベースで日程を変える風潮が強まっています。
大阪天神祭は、上述のように菅原道真の月命日に行うことが意味があるわけですし、おいそれとは日程に変更はないとは思いますが、おそらく毎年の実行委員会のなかでも少しずつそういった声は強まっているのかもしれませんね。
大阪天神祭 7月24日宵宮祭のスケジュール
大阪天神祭の7月24日「宵宮祭」のスケジュールは以下のとおりです。
時間行事 | スケジュール | 内容解説 |
4:00 | 一番太鼓 | 天神祭の夜明けを告げる太鼓の打ち出し |
7:45 | 宵宮祭(本殿) | 大阪天満宮の本殿にて宵宮祭 |
8:30 | 鉾流行列参進 | 鉾流神事を行うための行列 |
8:50 | 鉾流神事(鉾流橋) | 神鉾が流され神意をお伺いする |
11:00 | 行宮祭 | 神を行宮でお迎えする |
12:00 | 天神講獅子 | 獅子舞獅子舞が |
11:00~18:00 | 自動車渡御(大阪市内) | 大阪市内をトラックでパレード |
16:00 | 催太鼓・獅子舞(氏地巡行) | 催太鼓と獅子舞が氏地を巡行 |
16:30 | どんどこ船宮入 | 鉾流神鉾陸揚げされた「どんどこ船」が宮入 |
18:00 | 水上薪能 | 能船が水上で薪能を上演 |
18:40 | 催太鼓宮入 | 氏地巡行していた催太鼓が宮入 |
19:00 | 獅子舞宮入 | 氏地巡行していた獅子舞が宮入 |
大阪天神祭 7月25日本宮祭のスケジュール
大阪天神祭の7月25日「本宮祭」のスケジュールは以下のとおりです。
時間行事 | スケジュール | 内容解説 |
13:30 | 本宮祭 | 平安と繁栄を祈願する祭事 |
14:30 | 神霊移御祭 | 御神霊を御鳳輦に移す |
15:30 | 陸渡御 | 催太鼓を先頭に乗船場まで行列する |
18:00〜21:00 | 船渡御 | 船に乗って催太鼓を先頭に水上パレード |
19:00 | 船上祭 | 奉安船で神の加護を祈願する |
19:00〜21:00 | 奉納花火 | 約4000発の花火が打ち上げられ奉納される |
20:30 | 催太鼓宮入 | 催太鼓を先頭に下船した渡御列が宮入 |
22:30 | 還御祭 | 御神霊を御鳳輦から本殿に移す |
大阪天神祭の屋台・露天の場所と時間
大阪天神祭の屋台や露天はかなりの賑わいがあります。
その場所もかなり多岐にわたりますが、メインとなる場所は
天満橋・天神橋の北側の公園
天神橋商店街
大阪天満宮境内
に集中しています。
特に、公園に出店される屋台の中にはお化け屋敷まであることがあるのだとか。
また、時間については場所によって異なるものの、
7月24日 夕方頃~夜10時過ぎ
7月25日 お昼後~夜11時頃
上記のような時間で露店や屋台が開いています。
前日の7月23日には前夜祭がありますが、このときは出店されている屋台はほぼありません。
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大阪天神祭 締めの奉納花火
大阪天神祭としてのイベントは上述した「還御祭」が最後ですが、一般客の多くの人にとっては、奉納花火が締めのイベントといえるでしょう。
奉納花火の打ち上げ場所
奉納花火は、約19時頃から21時頃までの間に約4000発の花火が打ち上げられます。
その打ち上げ場所は、川崎公園と桜宮公園の二カ所となっています。
奉納花火を観覧するためのおすすめ穴場スポット
毎年約130万人の観覧客が訪れる奉納花火。
かなりの人でごった返しますが、花火を楽しむためのおすすめ穴場スポットをご紹介します。
基本的には大川の東側で見るか、西側で見るか、それとも橋の上で見るか、という選択になります。
奉納花火おすすめ穴場スポット①毛馬桜之宮公園
穴場とはいえませんが、東側で奉納花火を最も楽しめる場所の一つでしょう。
大変混雑しますがかなり広い公園なので、観覧場所を確保できるでしょう。
本当にいい場所を確保したいなら、明るいうちから取っておく必要があります。
奉納花火おすすめ穴場スポット②大阪アメニティパーク(OAP)
こちらも穴場ではありませんが、西側で奉納花火を楽しむなら定番のおすすめスポットです。
花火をかなり近くで見られますし、混雑してもいいから花火の迫力を堪能したい!という人はココです。
奉納花火おすすめ穴場スポット③桜ノ宮橋
橋での観覧は、花火と船渡御を同時に見れるのでお得です。
そんな橋の観覧場所としては一番近くていいところですね。
船渡御としてもちょうど中間地点ですし、天神祭を楽しむためには絶好のオススメスポットです。
奉納花火おすすめ穴場スポット④源八橋
橋としては桜ノ宮橋の次に良い観覧スポットです。
JR「桜ノ宮駅」から最も近いためアクセスも良いのですが、その分かなり混雑します。
奉納花火おすすめ穴場スポット⑤都島橋
穴場スポットとして有名です。
JR「桜ノ宮駅」からそこそこ近く、駅から見て奉納花火の打ち上げ場所と反対側に位置するため源八橋よりも混雑しません。
奉納花火おすすめ穴場スポット⑥川崎橋
打ち上げ場所からの距離は都島橋と大差ありませんが、大阪天満宮、陸渡御、船渡御、屋台などからの距離のバランスが良いので、色々ツアー的に楽しむうえではちょうど良い場所にあります。
その分、混雑する傾向にあります。
奉納花火おすすめ穴場スポット⑦飛翔橋
船渡御コースの中でも最北端に位置する橋で、ギリギリ船渡御と奉納花火を同時に楽しめる橋です。
陸渡御コースから遠いため、そちらからの観覧客が流れてくることも少なく、おすすめの穴場スポットです。
しかし、その分アクセスが悪い位置にあるため、少しでも人が少ない場所がいい!という人以外は逆におすすめできない場合もあります。
以上のおすすめ穴場スポットをマップに落としてみましたので参考にしてください。
大阪天神祭の時間・場所ごとの交通規制と交通アクセス
大阪天神祭では時間や場所よって交通規制が異なりますので、イベントを見逃さないように気をつけてください。リンク先は2016年ではなく過去のものですが、毎年基本的に変わらないものと思われます。
大阪天満宮への交通アクセスを以下の表にまとめましたので参考にしてください。
奉納花火だけを見る人は、JR桜ノ宮駅も選択肢に入ってくるでしょう。
交通機関 | 下車駅 |
地下鉄 | 地下鉄谷町線 南森町駅 |
地下鉄堺筋線 南森町駅 | |
JR | 大阪天満宮駅 |
桜ノ宮駅 |
まとめ
・大阪天神祭は日本三大祭の一つに数えられ、毎年130万人もの人が訪れる
・1000年以上の歴史を持ちつつ、ギャルみこしなんていう現代的要素も取り入れられている
・平成28年(2016年)の日程は7月24日(日)、7月25日(月)
・宵宮祭、本宮祭のスケジュールをしっかりおさえておくのが大事
・屋台の時間は夜10時~11時まで、場所は天満橋・天神橋の北側の公園、天神橋商店街、大阪天満宮境内
・奉納花火のおすすめスポットは人気が高く混雑、穴場スポットは人が少ないけどアクセスが悪い
・場所や時間によって交通規制が異なる
・交通アクセスは地下鉄南森駅かJR天満宮駅、花火だけなら桜ノ宮駅もアリ
以上「大阪天神祭 2016年の日程や場所、奉納花火の穴場スポットまとめ」でお送りしました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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