8月の夏休みが終わると今度は9月がやってきます。
9月は暦の上でも節目となる月でもあり、収穫時期でもあり、台風が多かったりする日でもあります。
色々な行事やイベント、記念日がありますので、見逃さないようにチェックしておきましょう。
これに伴って行事食も多数ありますので、保育園や小学校だけに任せず、ご家庭でも作ってみてはいかがでしょうか。
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目次
9月の行事食
保育園や幼稚園、小学校でも、季節を子供に感じてもらおうと、給食なんかに出てきますよね。
病院や老人ホームなどの施設でも振る舞われています。
それでは、9月の行事食といえば一体どのようなものがあるのか、見ていきましょう。
菊酒
9月といえば、9月9日の重陽の節句・・・というほど有名なわけではないかもしれません。
別名「菊の節句」といいますが、他の五節句に比べて今ひとつ知名度は低いような気がします。
菊の節句にも行事食がちゃんとあって、「菊酒」という菊の花を浸した日本酒を飲む風習があります。
菊は長寿の象徴として扱われてきました。
ちなみに、使われる菊は、ちゃんとした食用菊ですので、自分で作ろうとする人はお間違えなく。
栗ごはん
秋といえば栗ですね。
9月は秋の気配を漂ってくる季節ですが、上述の重陽の節句(菊の節句)は「栗の節句」とも言われることがあり、行事食として栗ごはんが昔から食べられてきました。
まぁ9月9日じゃなくても、9月全体の行事食として栗ごはんはかなりポピュラーとなっています。
月見団子・栗・豆・里芋
十五夜の行事食として有名なのが、月見団子と豆、そして里芋です。
月に見立てた団子を供え、十五夜には里芋を、十三夜には栗と豆を収穫を祝って供えるのです。
おはぎ
秋のお彼岸といえば「おはぎ」。
当たり前のように思っていましたが、これにはちゃんと理由があります。
秋のお彼岸:おはぎ(粒あん)
春のお彼岸:ぼた餅(こしあん)
これは、小豆の収穫時期がちょうど9月頃であることから、秋のお彼岸ではとりたての小豆を使うことになりますが、まだ皮が柔らかいため「粒あん」で食べることができるんですね。
逆に、春のお彼岸は収穫してから時間がたった小豆を使うため、皮をむいて「こしあん」にして食べるようになったんです。
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9月の行事・イベント
保育園やご家庭でも、9月を代表するようなイベントの絵を書いてみたりして教えますよね。
重陽の節句(菊の節句)
9月9日は五節句の一つである「重陽の節句」。
別名「菊の節句」、「栗の節句」とも言われ、菊にあやかって不老長寿を願います。
陰陽思想では昔から奇数を「陽数」といって、「9」は最大の陽数でもあることから、9月9日は1年で最大の陽数が重なる日、ということで「重陽」と言われ祝われるようになりました。
しかし、他の五節句(七草の節句、桃の節句、端午の節句、七夕)に比べて今ひとつ知名度は低いようですね。
お彼岸
お彼岸は、元々は仏教的行事。
春分と秋分の前後3日間、合計7日間が「彼岸」と呼ばれる日で、最初の日を「彼岸入り」、最後の日を「彼岸空け」なんて言い方をします。
この期間に修行して極楽浄土に行くことを目的とした行事なのですが、日本では「あの世」と「この世」が最も近くなる日として定着し、先祖に感謝する意味を込めてお墓参りをするようになったようです。
ちなみに、正確には「彼岸会」といいます。
2016年の秋のお彼岸は、9月22日(木)です。
十五夜
旧暦8月15日はお月見、中秋の名月、芋名月なんていう呼び方もありますが、十五夜として昔から月見をする習慣があります。
旧暦の作りからして、この日は必ず満月に近い形の月を見ることができるので、十五夜=満月を見る日というイメージがありますよね。
中秋は、秋が7月~9月であることから、8月15日は秋のど真ん中の日、というのが由来のようです。
また、秋の収穫物である芋を供えることから「芋名月」とも呼ばれます。ちなみに、十三夜は「栗名月」と呼びます。
十五夜と十三夜、両方の日に満月を見て楽しむのが昔から伝わる風習です。
平成28年(2016年)の十五夜は9月15日となっています。
9月の記念日
9月は節目となる日だったり台風が多かったり収穫時期だったりと、特徴的な月となっています。
防災の日
1923年9月1日の関東大震災にちなんで制定された防災の日。
毎年9月1日と決まっており、祝日ではありませんが、9月は台風が多いことなどから日本全国で防災意識が高まる日でもあります。
この日には各地の自治体が訓練をしますし、「防災フェア」というような名前のイベントが開催される都市もあります。
ご家庭の備蓄なども、この機会に家族皆で再確認してみてはどうでしょうか。
→防災の日 2016年はいつ?イベントの意味を知って備蓄をしよう!
敬老の日
9月のシルバーウィークを形成する祝日「敬老の日」。
ある村から提唱されてそれが日本全国に広まったというめずらしい経緯を持つ記念日です。
趣旨としては重陽の節句と重なる部分もありますが、不老長寿を願うというよりは、今の日本があるのも全国のお年寄りの皆さんの尽力があったからこそ、と思って感謝する日です。
そして、企業にとっては毎年商戦の時期でもあるという(笑)
ハッピーマンデー制度の対象となっており、毎年9月の第3月曜日に設定されています。
平成28年(2016年)は9月19日(月)。
秋分の日
こちらもシルバーウィークを形成する祝日の一つ。
祝日法では「祖先を敬い、なくなった人々をしのぶ」という日とされています。
敬老の日がご存命のお年寄りに敬う日なら、秋分の日は亡くなった祖先を敬う日というわけですね。
秋分の日は二十四節気の「秋分」と意味が重なるため、お彼岸の日となるが由来のようですね。
日付は天文学上の「秋分」の日となっており、平成28年(2016年)は9月22日(木)。
いかがでしたでしょうか。
9月は子供の夏休みも終わり、ちょっと落ち着いてきたところですが、9月は9月で色々なイベントや行事、記念日があって、ご家庭でも行事食を作る機会があります。
秋は秋でやりたいこと、いっぱいありますよね。
一つも逃すことなく、全力で9月を楽しんでください。
以上「9月の行事食やイベント、記念日といえば?全部覚えて子供と楽しもう!」でお送りしました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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