「プレミアムフライデー」という取り組みが新たに誕生しました。
「月末の金曜日に早く退社(退庁)」することによって消費を活発化しよう、というもので、官民連携の取り組みなのですね。
平日は平日で、土日は土日で忙しい子育て中の家庭にとっては、親がちょっと息抜きで買い物をしたり髪を切ったり・・・なんていう時間の使い方もできるかもしれませんね。
一体どんなメリットとデメリットがあるのか、そしていつから実施するのでしょうか。
引用元:http://www.meti.go.jp/
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プレミアムフライデー構想とは?
プレミアムフライデー構想とは、プレミアムフライデー推進協議会で決められた、 毎月最終週の金曜日の終業時間を早めるよう企業に呼びかける運動、あるいはその金曜日のこと。
意図としては、サラリーマン家庭が買い物や外食や旅行などを楽しんで消費を活発化させようというもののようです。
単に「花金」を言い換えただけじゃないんですね。
経済産業省によりますと
個人が幸せや楽しさを感じられる体験(買物や家族との外食、観光等)や、そのための時間の創出を促すことで、
(1) 充実感・満足感を実感できる生活スタイルの変革への機会になる
(2) 地域等のコミュニティ機能強化や一体感の醸成につながる
(3)(単なる安売りではなく)デフレ的傾向を変えていくきっかけとなる
といった効果につなげていく取組です。
とのこと。
プレミアムフライデーのメリット
確かに
「土日は人が混雑してうんざりするから買い物に行きたくない」
「土日は子供を遊ばせなければならないのでゆっくり買い物できない」
「もっと3連休を増やして欲しい」
といった声は、子育てしていると同じような境遇の同僚などからよく聞くような気がしますね。
意図とは違いますが、市役所や銀行の窓口に行くときも平日の勤務時間中しかあいていないため、そのために有給を取得したり、仕事を抜け出したりして対応している人は多いのではないでしょうか。
あるいは、病院に行きたいけど平日の診察時間には間に合わないし、土曜日は混雑するから行きたくない・・・という人もいるのでは?
銀行や市役所、病院でもプレミアムフライデーが導入されると意味がないですが、単に経済活動だけでなく、厚生事業などの面でもメリットの大きい政策なのではないかと思います。
ただ、気になるのは経済産業省しかこの構想に加わっていないように見えること。プレビュー
つまり、協議会メンバーに他の省庁が入っていないんですね。
プレミアムフライデーが導入されれば、 少なからず色々なところに影響がでると思うのですが、学校や病院、 地方公務員など、調整しなければならない省庁は結構ある気がするのですが。。
プレミアムフライデーのデメリット
一方、プレミアムフライデーはいいことばかりではありません。
世の中、メリットとデメリットは裏返しなのです。
月末の金曜日といえば、仕事の締め日である可能性が高いですよね。
次の日が土日ですから。
普段する仕事には月締めとなっているものは少なくありません。
もしもプレミアムフライデーが半ば強制的なものなら、そのしわ寄せはどこかに行くことになり、かえって木曜日の残業が長引いたり、土曜に出社したり、ということにもなりかねません。
また、就業時間の減少から、賃金カットのいい理由にもなってしまいそう、と不安に思う人も多いのではないでしょうか。
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いつから実施するの?
プレミアムフライデーが実施される日が具体的に決まりました。
早期退庁(退社)時間の目処:15時(午後3時)頃
経済産業省のホームページによれば、2回目以降、つまり2017年(平成29年)の3月以降も月末金曜日を軸としてこの運動を実施していくとのことです。
ブラックフライデーとの違い
11月末にブラックフライデーが日本で本格的に導入されたばかりだったため、一部の人中ではブラックフライデーとプレミアムフライデーとの違いというか、混同されているようです。
私の周りの人でもいました。
同じ経団連が音頭を取っているとはいえ、ブラックフライデーは「感謝祭の翌日」という宗教的な由来のあるものですが、プレミアムフライデーは官民連携の景気対策的な側面があります。
時期的にも紛らわしいタイミングで登場しましたが、まったく別物なのです。
いかがでしたでしょうか。
経団連の担当者によれば、単純な消費活動だけでなく、ボランティアや体験型イベントに参加するなどにも利用して欲しい、としており、様々な人に影響のありそうなプレミアムフライデー。
子育てしている家庭にとっては強い味方となるのか、今後に注目ですね。
以上「プレミアムフライデー構想とは?いつから実施する?」でお送りしました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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