春が近づいてくる2月や3月になると、食用としての菜の花が旬な時期になり、スーパーなどに並びます。
そんな菜の花の定番といえば、おひたしや和え物。
今回は、そんな菜の花のおひたしの作り方とゆで時間のほか、食用としてのメインは、あくまでも茎の部分ですが、少し時間がたって花が咲いた場合に花の部分を食べられるのか、などについてまとめました。
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菜の花とは
菜の花は、一般的にはアブラナ、またはセイヨウアブラナの別名で、食用に用いられる他、鑑賞用にも用いられる身近な植物です。
植物学的には「菜の花」という植物があるわけではなく、「アブラナ科アブラナ属」全般を指すとすれば、小松菜などもキャベツなども開花した際には「菜の花」であると言われることもあります。
この名前がそのまま用途を表しているようなもので、菜種油の原料となります。
最近では「キャノーラ油」という名前でスーパーに並ぶので、その方がしっくりくる人も多いかもしれません。
厳密には菜種油とキャノーラ油では若干意味が違いますが。
菜の花は古来から日本にとって大事な植物で、俳句などでは晩春を表す季語にもなっていますが、「セイヨウ」とつくのは実は外来種です。
旬の時期はいつ?
食用としては2~3月頃が旬で、毎年食品売り場に鮮やかな菜の花が並びます。
外食をしても、菜の花料理が出てくる事が多い時期です。
また、鑑賞用としてはもう少しあとの時期が開花時期となります。
大まかにいって、関西では4月頃、関東では5月頃が見頃となり、毎年家族連れなどで名所に訪れる人が増えるようです。
菜の花の「花の部分」は食べられるのか?
実際にスーパーで買って食べようと思うと、気になるのが「花の部分」は食べられるのか、ということ。
買った頃は花が咲いていなくても、冷蔵庫で眠らせているうちに、いつの間にか軽く開花してしまっていることがあります。
この状態になると、「これって食べられるのか?」と気になる人が多いようです。
結論からいうと、菜の花の「花の部分」が開花しても、食べる事はできます。
ただし、若干苦みがあります。
気になる人は、花の部分だけを切って食べる人もいます。
あるいは、天ぷらなんかにすると、苦みがかえってちょうど良く感じることもあります。
おひたしの場合、メインとなるのは茎や葉の部分ですが、多少花の部分が混じっていた方が色鮮やかになっていい、という意見もあります。
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菜の花のおひたしの作り方と茹で時間
菜の花のおひたしの作り方は、特別なことはありませんが、つぼみや花の部分は茹で時間が短いので、後入れします。
①菜の花を水で洗ってちょうど良い大きさに切る。蕾や花の部分は別にカットする。
②鍋にお湯を張って沸騰させたら、塩を少々入れる(1リットルで10gくらい)
③茎・葉の部分をお湯に投入する。このときの茹で時間は20秒から30秒くらい。
④蕾や花の部分をお湯に投入して、さらに20秒から30秒くらい茹でる。
⑤お湯からあげて、一気に冷水(できれば氷水)で冷やす。大抵の葉物のおひたしは、この冷水で冷やす事で苦みを抑える事ができます。
⑥手で絞って水気を切って完成!
このあとはからし和えにしたりごま和えにしたり、このまま鰹節とお醤油でおひたしで食べてもOKです。
私の経験上では、子供がいる家庭ではナムルっぽくしたほうが食べてくれます。
お醤油、お酢、ごま油、砂糖を、ほぼ同じ分量でいれてごまをちょっと入れると、我が家の子供は食べてくれます。
いかがでしたでしょうか。
旬な時期には旬の食べ物を子供には食べさせていきたいですが、菜の花の場合は苦みがネックとなりますよね。
できるだけ苦みを抑える工夫をして、美味しく食べてもらいましょう。
以上「菜の花のおひたしの作り方とゆで時間!花の部分と茎、どこを食べる?」でお送りしました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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