冬になると加湿器がフル稼働するようになります。
大人はクリームやリップ、マスクなどで加湿器なしでも何とかならないこともありませんが、子供がいるとそういうのは嫌がってつけさせてくれませんからね。
その分風邪をひきやすくなるため、我が家では加湿機能付きの空気清浄機と加湿器の2台運用で湿度を50%近くまであげています。
しかし、常時稼働させるとすぐにお手入れランプが点灯し、「もう掃除しないといけないのか」と思ってしまうんですよね。
そんな加湿器の掃除ですが、簡単で楽な方法があります。
それは、酢やクエン酸を使って放置するだけなんです。
ただし重曹はまったく意味がないのだとか・・・?
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加湿器の簡単で楽な掃除方法は放置するだけ!
意外と頻繁に付く加湿器のお手入れサインですが、簡単で楽な掃除方法をご紹介します。
それは、放置するだけ、つまり、つけ置き洗いする、というもの。
コツでも何でもなく、実は説明書に書いてあることなんです。
加湿器の掃除は「お手入れ」という項目に書いてあるのですが、意外と皆さん説明書を読むよりネットで調べたりするのですよね。
掃除をしようと思ったときに、取扱説明書自体が見つからない、ということもあるでしょう。
掃除が必要な部分と頻度、掃除方法
さて、加湿器を掃除するといっても、いったいどこを掃除すればいいのでしょうか。
以下では、私が使用しているパナソニック製品の加湿器(気化式)の例を用いて説明します。
部分 | 洗い方 | 頻度 |
タンク | 水洗い | 毎日 |
トレー | 水洗い | 1ヶ月に1回 |
プレフィルター | 掃除機で吸う | 1ヶ月に1回 |
加湿フィルターセット | 押し洗い | 1ヶ月に1回 |
水洗い:スポンジや歯ブラシでこすりながら水で洗い流す
つけ置き洗い:洗剤やクエン酸を溶かした40℃のぬるま湯につけて、30分間放置する
押し洗い:水につけて手で汚れを落とすように押して洗う
意外と掃除が必要な部分が多いな、と思うかもしれませんが、家電製品は実は大体このようなものです。
タンクは水をいれるときに軽くスポンジ1回こすってから入れればいいですし、プレフィルターは家の掃除機をかけるときに併せて吸えば終わりますからね。
どちらも習慣にすれば簡単で、1分もかかりません。
汚れが目立ったり、カビが発生する部分はトレーと加湿フィルターセットの部分でしょう。
水洗いとなっているので、結局こすったりするのか、と思うのですが、水洗いはつけ置き洗いで代用可能です。
代用というか、水洗いでは落ちないようなしつこい汚れは、つけ置き洗いですることになるのです。
ただ、面倒な人は最初からつけ置き洗いで放置した方が綺麗になりますし、水洗いのようにゴシゴシしなくても済むので楽かもしれません。
私は基本的にすべてつけ置き洗いにしています。
フィルターのみ、つけ置きした後に軽く押し洗いする程度ですね。
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掃除に使うのは酢やクエン酸!
放置するだけでお手入れができてしまうつけ置き洗いは簡単で楽なのですが、つけ置きするための材料を間違えると逆効果になります。
つけ置きするための液の作り方をしっかりと覚えておきましょう。
専用の加湿器用洗剤は、2リットルあたり約20ml入れて作ることになっていますが、これはパッケージに書いてありますので、その通り作れば問題ないでしょう。
一方のクエン酸ですが、3リットルあたり20gのクエン酸を、水か40℃以下のぬるま湯に溶かして使うことになっています。
割合でいえば、0.66%。1%以下なんですね。
多少濃い方が綺麗になるイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、あまり濃度を高くしてしまうと破損原因となりますので、使用濃度を守って作りましょう。
しかし、クエン酸って家に常備していない家庭もあるかもしれません。
そんなときは、酢で代用することができます。
酢の種類は色々ありますが、一般的に掃除に適しているのは穀物酢やホワイトビネガーだと言われています。
米酢や果実酢などは砂糖など余分なものが入っていることがあり、掃除には向きません。
酢を使う場合は、酢:水が1:4くらいの割合で作ればOKです。
加湿器の掃除に重曹が向かない理由
掃除のときによく使われる重曹ですが、加湿器の掃除にはおすすめされていません。
その理由は、加湿器の汚れは基本的にアルカリ性であるからです。
加湿器の汚れは、水道水由来のもので、その主成分はカルシウムなどのミネラル、つまりアルカリ性なのです。
クエン酸や酢は弱酸性ですから、中和反応を利用して掃除することができます。
一方で、重曹は汚れと同じ弱アルカリ性であることから、これらの汚れを中和せず、掃除効果は薄いのです。
このため、加湿器の掃除ではクエン酸や酢などの弱酸性洗剤が用いられるのですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
加湿器の掃除は、基本的につけ置き洗いで放置するだけで、ほとんどの汚れを落とすことができます。
その際のつけ置き液は、重曹は使用せず、酢やクエン酸を適切な濃度で作って使用してください。
以上「加湿器の簡単で楽な掃除方法!酢やクエン酸を使って放置!」でお送りしました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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