健康・病気

子供の手足口病の症状!軽いうちは市販薬や食事療法でも大丈夫?

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手足口病とは、乳幼児によく現れる代表的な病気の1つ。
この病気は夏に流行する風邪の一種、つまりウイルス性で季節病という性質があります。
感染経路として、主に幼稚園や保育園でもらってくることが多いのですが、最近では大人も感染する病気と注目を集めています。
発熱、痛み、あるいはかゆみを伴うので、親としても何とかしてあげたいけど病院に連れて行けない。
実は、症状が軽いときは市販薬で対処することもできますし、治すためには食事両方が大事なんです。

 

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手足口病とは

手足口病は、ずっと通称で正式名称みたいのが別にあるのだろうと思っていたのですが、これがそのまま正式名称のようです。
英語では「Hand(手), foot(足) and mouth(口) disease(病気)」。英語でもホントにそのままですね。
病名の由来は、当然のようですが、手と足と口に出来物ができることです。
特に、手のひらや足の裏の口の周りや口内にできます。
これらの症状はウイルス性のもので、初期症状としては似ていますが、菌に由来する水虫などとはまったくの別物です。
逆にウイルス性なので、血液検査をすることではっきりと判別可能でもあります。
意外に思うかもしれませんが、分類としては夏風邪の一種と考えられています。
ただし、このウイルスを直接対峙するような薬はないため、対症療法となります。

感染経路

感染経路となるのは、乳幼児の場合は幼稚園や保育園です。
ウイルス入りのヨダレや鼻水などの接触感染のほか、くしゃみなどの飛沫感染もします。
厚生労働省によると、糞口感染といって、便の中に排泄されたウイルスが再び口に入って感染する場合もあります。
ただし、言ってしまえば風邪の一種ですから空気感染するほどの感染力はありません。

今までウイルスに免疫がない乳幼児に多い病気ですが、最近では大人でも感染することで知られています。
保育士などは園児から感染することがありますし、お子さんが感染してそれを看病した大人がまた感染・・・なんてこともありえますね。
ただ、大人から大人は乳幼児ほどお互いの接触がありませんから、比較してリスクは少ないと言えるでしょう。

流行時期

繰り返しになりますが、手足口病は夏風邪の一種ですから、流行時期としては夏となります。
5月中から徐々に増え始め、6月から急増、7月をピークにだんだんと沈静化する、という性質があります。

風邪というとどちらかといえば冬に発症しそうなものですが、なぜ夏なのでしょうか。
これは、手足口病の原因となるウイルスが夏のような高温多湿な環境で活発になるからです。
他にも、乳幼児の夏風邪として手足口病と同じく有名な「ヘルパンギーナ」「プール熱」も、同様の理由で夏に流行するのです。

これに対して冬風邪が多いのは、冬のような低温乾燥という環境下で活発化するウイルスは数百種類あるからなんですね。

症状の進行

手足口病の症状は、病気の進行とともに変化します。

まず初期症状では、軽い発熱と喉の痛みを伴います。
この時点では手足口病の典型的な症状である発疹は見られません。
発熱もせいぜい38℃程度とそこまで上がらないため、元々体温が高い乳幼児においては、この時点で手足口病と判定するのは難しいかもしれません。
喉の痛みも、直接口に出して「痛い」とは言わないことが多いです。
ただ、喉の痛みから食事量がいつもより減る場合があります。

次に数日で手のひら、足の裏、あるいは口の周りや口内に発疹や水疱ができます。
この段階では発症した部位に痛みを伴う場合が多く、おそらくこの時点で手足口病と判定できるでしょう。

ほとんど子供はここで自然に治癒しますが、髄膜炎や脳炎などに重症化する場合があります。
あるいは、頭痛を訴えたり嘔吐する場合にはウイルスがかなり体内へ進行している可能性がありますから、かならず医師の診断を受けましょう。
といっても、これは別に手足口病に限ることではありません。
通常の冬風邪でも、ウイルスが活発化して症状が進行すると髄膜炎や脳炎などを引き起こす可能性がありますから、この辺は風邪と同じですね。
逆に言えば、普通の風邪でも侮れないと言うことです。

 

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おすすめ市販薬(子供用)

先にも述べましたが、手足口病のウイルスを直接退治するような薬はありません。
従って、病院にいっても解熱剤やかゆみ止めなど、手足口病で現れた症状を緩和する薬が処方されることになります。

それならばと、市販薬で対応する人も少なくありません。
病院に行くことでさらに病気をもらったり、待ち時間が子供にストレスを与えたりすることを考えると、近くの薬局で買う方がむしろいい、という考えですね。
2人目、3人目の子供を持つ親に多いのではないかと思います。

かゆみ止め


非ステロイド系軟膏として有名な商品ですが、7歳未満の場合は医師、薬剤師と相談するよう製薬会社のQ&Aがあります。

 

こちらはステロイド系軟膏として有名ですね。
製薬会社のホームページでは子供にも使って良いと書いていますが、年齢によっては同社製品のコートf AT、コートf MDをおすすめしています。
外用ステロイドの強さとしては5段階中の3です。

 

解熱剤

我が家でもそうですが、小さいお子さんがいる家庭では、通常はかかりつけ医から座薬などの解熱剤を常備用として処方されていることが多いのではないでしょうか。
とはいえ、これはそう簡単に使うものではなく、「39℃を超えて子供が苦しそうなら使ってください」と言われていますし、38℃くらいで使うのも気が引けます。
子供自身、38℃くらいなら普通に遊び回っていますが、それでも個人差がありますし、座薬を使うほどではないけど解熱剤を使いたいという親御さんもいらっしゃるでしょう。
ただし、大人用の解熱剤は使わないでください。
特に知名度の高いロキソニンの市販薬などを自分の判断で子供に服用させることは危険が伴います。
以下のように、子供への適用が確認されているものにしてください。

食事療法

繰り返しになりますが、手足口病のウイルスを退治するための薬はなく、自己免疫力で治すしかありません。
薬も症状を緩和させるためのものですから、これを服用しても治るわけではありません。
治す、という観点から何かするとすれば、食事をしっかり取ることが一番の対処方法ともいえます。

では、手足口病ではいったいどのような食事がいいのでしょうか。
これも繰り返しになりますが、手足口病は、いってしまえばただの夏風邪です。
つまり、一般的に風邪のときに病人が食べるようなものがいいのです。
代表的なとしては以下のような食事がいいでしょう。
・おかゆ、雑炊
・うどん
・スープ
いかにも病人が食べそうなものばかりですね。

なぜ昔からこれらが風邪にいいかというと、自分の体内でウイルスと免疫が戦っているため、胃の消化能力が落ちているからです。
さらに、手足口病では喉の痛みを伴うことが多いため子供がそもそも食事を嫌がるという特徴があります。
上記のような食事は、そういった面でも喉への刺激が少なく、食欲を増進させてくれるんです。

逆に食べさせない方がいいものもあります。
それは、消化が難しいもの、あるいは喉への刺激が強いものです。
カレーなどのスパイスを使ったものや、辛いものはやめておきましょう。
また、煎餅やスナック菓子なども刺激となってしまいますから、どうしてもオヤツが必要な場合はゼリーなどをおすすめします。

以上「子供の手足口病の症状!軽いうちは市販薬や食事療法でも大丈夫?」でお送りしました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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