風邪を引くと食欲がなくなって、あまり食べられなくなってしまいます。
特に高熱が出ているときは消化能力自体が弱っていて、固形物はなかなか食べられないときもありますよね。
でも、栄養はつけないと風邪はなかなか治りません。
そんなときに、昔からよく飲まれていたのが卵酒。
私もたまに子供の頃に親に作ってもらった記憶があります。
今回は、風邪に効く、それでいて子供でも飲める焼酎を使った卵酒の作り方をご紹介します。
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卵酒は風邪に効く?
卵酒は、昔からよく飲まれてきました。
江戸時代の初期にはすでに風邪に効く飲み物として認知され、飲まれていたようです。
類似のものは西洋においても飲まれていた歴史があり、世界的にはホットカクテルとして認知されているようですね。
卵酒という料理そのものが特に風邪に効く、という科学的根拠はないようです。
ただ、昔からお酒(特に燗酒)は体を暖めるもの、また、卵自体が効果で栄養価が高かったことから、風邪の時に有効な栄養食であるという一面を持っていたようです。
卵酒の材料が持つ効能
では、卵酒に使われる、個々の材料の効能にはどのようなものがあるでしょうか。
卵
卵酒に限らず、風邪の時に食べるおかゆなどにも卵はよく使われる傾向にあります。
卵は、風邪に対して以下の様な効能があると言われています。
・アミノ酸が豊富なため抗酸化作用によりウイルスを撃退しやすい
・風邪薬にも使われるリゾチームが豊富で、殺菌作用と免疫力向上作用がある
このような点から、風邪の時には卵を使った料理を食べるのがいいと言われているのですね。
酒
日本では昔から「酒は百薬の長」と言われ、お酒自体に薬としての効能があると考えられてきました。
少量のアルコールは代謝をあげ、血流を促進させる効果があることから、一定程度効果があると思われます。
ただし、アルコールはアレルギー反応を起こし、ただでさえ苦しい呼吸が一層苦しくなく可能性があります。
普段からアルコールを飲むと赤くなるような人は、風邪の時はやめたほうがいいでしょう。
自分の強さと相談して飲んだほうがいいです。
砂糖・はちみつ
昔は風邪には砂糖という考え方もあったようですが、現代では風邪の時の砂糖は体温を下げたり免疫力を下げたりする可能性が指摘されており、推奨されていません。
逆に、はちみつは免疫力を高めたり、喉の痛みを緩和したりする効果があると言われており、積極的に摂ることを推奨される傾向にあります。
卵酒で使うなら、はちみつのほうがおすすめですね。
ただし、はちみつは加熱し過ぎると成分が壊れてしまいますから、最後に少し冷ましていれるのをおすすめします。
生姜
あまり美味しくないのですが、風邪の時の飲み物と割り切るなら入れたほうが効果があります。
生姜は体温を上げ、免疫力を高める作用がありますから、ぜひ積極的に取り入れたい食材です。
はちみつとは逆に、生で食べるよりも加熱したほうが体を暖める効果があるので、卵酒に使用する際は火をかけている最中にいれたほうがいいでしょう。
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子供でも飲める焼酎を使った卵酒の作り方!
最後に、子供でも飲める焼酎を使った卵酒の作り方をご紹介します。
・卵1個
・焼酎(お酒でも可)150cc
・はちみつ
・生姜(すりおろし)
①焼酎と生姜を混ぜて鍋に入れ、火をかけます。
②卵にはちみつを入れ、しっかり溶いて卵液にします。かなり念入りにやったほうが美味しいです。
③3〜4分沸騰させて、しっかりアルコールを飛ばします。
④ある程度冷ました焼酎を、②の卵に混ぜながら加えて完成!
卵は一般的に60℃以下まで下げると簡単には凝固しませんから、混ぜた後に60℃くらいになるのがちょうどいいですね。
お酒に卵液を入れるのではなく、卵液にお酒をいれるのがポイントです。
はちみつの持つビタミンも、60℃なら壊れませんから、効率よく栄養とエネルギーを摂取することができます。
ただし、これは「風邪に効く」という目的で作っていますので、味メインではありません。
私の感覚ですが、
焼酎→お酒(あまり沸騰させすぎない)+牛乳
はちみつ→オリゴ糖
全卵→卵黄(さらに一度ざるで濾す)
生姜→なし
加熱多め
で作ったほうがおいしいです。
プリン飲料みたいになって、うちの子供の場合ですが、生姜や蜂蜜など風邪に効くけど癖のある材料を多少使ってもバレませんでした。
いくら風邪に効く卵酒を作っても、美味しくないと子供は飲みませんから、そこは味のバランスを見て作ることをおすすめします。
以上「風邪に効く!子供でも飲める焼酎を使った卵酒の作り方!」でお送りしました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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