成田市の一大イベントである成田祇園祭。
300年もの歴史をもち、日本中から注目されるかなりアツいお祭りですが、実は台湾で海外進出も果たしているんです。
2016年の日程や見どころ、交通アクセス、交通規制などについてまとめてみました。
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目次
成田祇園祭とは
成田祇園祭(なりたぎおんさい)は、千葉県成田市の成田山新勝寺で開催される行事です。
日程は7月7日、8日、9日の直近の金曜日、土曜日、日曜日と決まっています。
祇園祭というと、一般的には京都祇園祭を思い浮かべると思いますが、「祇園祭」という名称のお祭りは日本各地で見られます。
成田祇園祭はそんなお祭りの一つです。
毎年45万人の集客があるという、成田の一大イベントといえますね。
なぜ京都以外にも祇園祭があるのか、その理由
祇園祭といえば京都祇園祭を思い浮かべてしまいますよね。
京都には「祇園」という地名がありますし、京都に祇園祭があるのは普通な気がします。
○○祇園祭がある地方には、同じく「祇園」という地名があるのか、というとそういうわけではありません。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」という有名な平家物語の冒頭フレーズがありますが、ここでいう祇園精舎は京都を指してはいません。
お釈迦様が説法をした寺の名前なのです。
現在ではインドの歴史公園として指定された区画内にその一部が残されています。
この祇園精舎の神様を祇園天神といい、祇園祭というのはこの神様を奉ったお祭りなのですね。
成田祇園祭の歴史
成田祇園祭は、江戸時代の享保以前からあるとされ、推定で300年近い歴史のあるお祭りです。
一方の京都祇園祭は日本で最初に祇園天神を奉ったお祭りで、1000年を超える歴史があります。
成田祇園祭が台湾に出向?
2016年に、成田祇園祭の山車が台湾の「台湾灯会(ランタンフェスティバル)」に出向して参加しました。
この「台湾灯会(ランタンフェスティバル)」は桃園市で2月22日から3月6日まで開催され、来場者数はなんと1200万人以上。
京都祇園祭でも100万人くらいだそうですから、まさに桁違いの規模のお祭りですが、桃園市長から千葉県にオファーがあったそうなんです。
海外から見てもかなり注目度が高いお祭りだということですね。
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成田祇園祭の見どころと2016年の日程・タイムスケジュール
成田祇園祭の2016年の日程は以下のとおりです。
日程:平成28年(2016年)7月8日(金)~7月10日(日)
また、それぞれの日程ごとの見どころのタイムスケジュールを以下の表にまとめました。
現在は成田祇園祭のホームページが2015年のものですが、2016年においても大きく変化はないと思われます。
成田祇園祭のホームページが2016年版になり、変更があれば順次修正していきたいと思います。
日時 | 場所 | 見どころ | |
7月8日(金) | 13:30~ | 大本堂前 | 安全祈願、鏡開き・山車・屋台 競演(総踊り) |
7月9日(土) | 9:00~ | JR成田駅前広場 | 山車・屋台 競演(総踊り) |
7月10日(日) | 13:00~ | 門前~薬師堂 | 山車・屋台 総引き |
16:00~ | 大本堂前 | 御輿還御式 山車・屋台 競演(総踊り) |
山車・屋台
成田祇園祭の見どころの一つが山車(だし)ですね。
山車や屋台とは、祭礼で飾り物をしたり大太鼓を積んだりして引く車のことです。
遠目で見ると神輿と何が違うのかわかりにくいかもしれませんが、以下のような違いがあります。
神輿:担ぎ棒がついていて人間が担いで運ぶ
山車・屋台:台車の上に乗っていて引き綱を人間が引いて運ぶ
山車と屋台の違いは、一般的にはかなり曖昧なところがありますが、この成田祇園祭ではある目安があります。
それは、屋根の上に人物を模した人形を乗せているかどうか。
ただ、あまり見物する上では別に気にする必要はないかもしれません。
「あの山車の人物」は誰だろう、という感じで楽しめば良いと思いますし、乗っていなければ「あれは屋台なのか」と納得できればそれで十分です。
成田祇園祭の交通アクセスと交通規制
成田山新勝寺は比較的アクセスの良い場所にあります。
電車でも自動車でもバスでも行くことができます。
成田なので飛行機でわざわざ来るとしても来やすいですね。
電車のアクセス
JR | 東京~成田(快速約75分) |
上野~成田(約80分) | |
品川・新宿・池袋~成田(約60分) | |
京成電鉄 | 京成上野~京成成田(快速約85分) |
成田スカイアクセス | 京成日暮里~京成空港第2ビル(約36分) |
京成上野~京成空港第2ビル(約40分) |
自動車のアクセス
東京~成田(東関東自動車道路で富里IC又は成田IC利用)
成田山付近は山車なども出回り交通規制もありますから、駐車場を探すなら少し離れた成田駅周辺のほうが狙い目でしょう。
交通規制については、以下のリンク先を参照してください。
成田祇園祭交通規制
バスのアクセス
空港周辺の各ホテル運行の無料シャトルバス~成田
まとめ
成田の一大イベントであり300年もの歴史を持つ成田祇園祭。
2016年は海外進出も果たし、ますます知名度を上げています。
2016年の開催期間は7月8日~10日の3日間。
見どころである山車については、ちゃんとタイムスケジュールをおさえて見逃さないようにしましょう。
アクセスは良いので、どのような交通手段でも行けますが、十分に下調べして向かいましょう。
以上「成田祇園祭 2016年の日程や見どころ、交通アクセスまとめ」でお送りしました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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