2016年になって再び流行の兆しを見せているマイコプラズマ肺炎。
私の職場の周りでも、子供の通っている学校でも、ちらほらマイコプラズマ肺炎で休む人が増えています。
私も気をつけなければとは思っていますが、マイコプラズマ肺炎って一体どんな症状なのでしょうか。
調べてみると、風邪と非常によく似ていて、頭痛・咳・めまい・熱・吐き気などが主な症状なんだそうです。
いったい流行しているのか、何が原因で症状が出るのかを調べてみると、重篤化するのはアレが原因の一つであるということがわかりました。
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マイコプラズマ肺炎とは
マイコプラズマ肺炎は、その名の通り、「マイコプラズマ」による肺炎です。
では、マイコプラズマとはいったいなんなんでしょうか?
これは微生物の名前なんです。
正確には「Mycoplasma pneumoniae」という名前ですね。
風邪などと違ってウイルス性ではなく、細菌性のものですが、一般的な肺炎は「肺炎球菌」という別の細菌によるものであることから、異型肺炎などとも呼ばれてきました。
最近では名前が定着し、マイコプラズマ肺炎と呼ばれる方が多くなりましたね。
別名「オリンピック熱」
何の根拠もありませんが、4年に1度、それも夏のオリンピックの年に流行するという傾向があることから、「オリンピック熱」と呼ばれることがありました。
その傾向はしばらくなかったとのことですが、2016年のリオデジャネイロオリンピックの年の再び流行したことから、またこの呼び名で呼ばれるようになるかもしれませんね。
ただ、東京オリンピックでの流行は全力で阻止しないとですが・・・。
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マイコプラズマ肺炎の症状(頭痛・咳・めまい・熱・吐き気)
肺炎と聞くと、風邪などよりもずっと重篤な症状が出るイメージがありますよね。
しかし、そのほうがかえって「ただの風邪ではない」ということがわかっていいかもしれません。
マイコプラズマ肺炎の症状は、風邪のそれと非常によく似ています。
そのため、初期段階では「ああ、風邪か。そのうち治るだろう」と安易に考えた結果、肺の中でマイコプラズマが増殖してしまい、重篤化してしまうこともあります。
マイコプラズマ肺炎の症状は、以下のようなもの。
・咳
・めまい
・発熱(37℃~38℃程度)
・吐き気
一見、最初は風邪だと思ってしまいますよね。
しかし、放っておくと重篤化し、喘息、さらには呼吸困難に陥り、入院に至るケースもあります。
早期に医療機関を受診するようにしましょう。
乳幼児よりも大人に危険が多いマイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎は、乳幼児ではあまり発症することはなく、症状がでても重篤することはないといいます。
最も流行しやすいのは学童期と呼ばれる6歳~12歳くらいまでだそうですので、ちょうどその頃の子供がいるご家庭では注意が必要ですね。
子供がマイコプラズマ肺炎に罹患すると、今度は家庭内で流行することになります。
ところで、マイコプラズマ肺炎は大人になるとかえってリスクが増すケースがある、という報告があります。
罹患数自体は学童期の子供が多いとはいえ、大人になって免疫力が高まると、今度は重篤化しやすくなるというのです。
そして重篤化すると、呼吸困難になります。
こういう話ってどこかで聞いたことがありませんか?
そう。これはアレルギー反応なんだそうです。
大人になると、マイコプラズマに対して抗体を持っている人が増え、あまり罹患しなくなりますが、罹患してしまうと免疫作用が悪さをして、呼吸困難に陥ってしまうのです。
マイコプラズマ肺炎は、ただでさえ呼吸器系の疾患ですが、これにアレルギー反応が重なって呼吸困難となり、大人では重症化してしまう、というメカニズムなのですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
風邪とよく似た症状のマイコプラズマ肺炎。
学童期の子供は流行しやすいので気をつけなければならないのですが、大人も重篤化する場合があるので注意しましょうね。
以上「マイコプラズマ肺炎の症状は頭痛・咳・めまい・熱・吐き気!」でお送りしました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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