大阪府岸和田市で行われる有名なお祭りの「岸和田だんじり祭り」。
中でも「やりまわし」はとても激しく、時には喧嘩が名物となったり、歴史的には死者が出る事故が起きたこともあるそうですが、ちょっと怖いと思いつつとても迫力があって是非子供と見に行きたいお祭りの一つでもあります。
今回はそんな「岸和田だんじり祭り」の2016年の日程やお祭りの概要を調べてみました。
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目次
岸和田だんじり祭りの2016年の日程スケジュール
岸和田だんじり祭りのイベントは「試験曳き」と「本祭(宵宮・本宮)」に分かれています。
平成28年(2016年)の日程スケジュールは以下のとおりです。
イベント | 開催日程 | 2016年の日程本祭 | 開催時間 |
試験曳き | 9月第1日曜日・本祭前日 | 2016年9月4日(日)、9月16日(金) | 午後2時~午後4時 |
本祭(宵宮) | 敬老の日の直前の土曜日 | 2016年9月17日(土) | 午前6時~午後10時 |
本祭(宵宮・本宮) | 敬老の日の直前の日曜日 | 2016年9月18日(日) | 午前9時~午後10時6 |
雨天決行?
岸和田だんじり祭りは基本的に雨天決行です。
晴れでも雨でも関係ありません。
小雨どころか大雨でも決行されています。
岸和田だんじり祭りは「ゲタ祭り」とも言われるくらい、昔から雨がよく降ったそうです。
ゲタ祭りの由来は、雨が降った時に足元が濡れないように下駄を履くことからきているのだとか。
開催場所
岸和田だんじり祭りの開催場所は、岸和田市北西部、岸和田城下およびその周辺です。
春木だんじり祭りも同時開催
春樹だんじり祭りは、岸和田だんじり祭りと同日に開催されるだんじり祭り。
こちらも岸和田市なのですが、北部の春木地区で行われ、「春木だんじり祭り」として区別されます。
祭りの基本的なスタンスは岸和田だんじり祭りと変わりありません。
岸和田だんじり祭りの見どころポイント
岸和田だんじり祭りは、毎年50万人近くが訪れる大きなイベント。
迫力のある「だんじり」を見ようと、たくさんの人が訪れるんですね。
そんな岸和田だんじり祭りの見どころポイントは一体どういうところにあるのでしょうか。
だんじりとは
「だんじり」は、いわゆる山車の一種。
山車とは、祭礼の際に曳いたり担いだりするものの総称です。
山車はお祭りによって色々な形となって、また、名前も変わっていきますね。
試験曳きとは
岸和田だんじり祭りはだんじりの運行がメインイベント。
特に猛スピードでだんじりを回転させ方向転換する「やりまわし」は、後述するような事故の可能性を伴う重要なものです。
そのため、「試験曳き」と呼ばれるリハーサルが存在します。
宵宮
宵宮は本祭の1日目のこと。
他のお祭りでは前夜祭のような扱いのところもありますが、得てして一番観客動員数が多いのも宵宮だったりします。
岸和田だんじり祭りでは本宮の方が倍近く多いようですが。
宵宮では岸和田駅前でパレードが行われ、これが大きな見どころの一つです。
本宮
本宮は本当の意味でのメインイベント。
岸城神社・岸和田天神宮・弥栄神社(春木南のみ)で「宮入り」が行われますが、有名な「やりまわし」が見られるのも本宮だけ。
観客動員数の多くは本宮がしめています。
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やりまわしでの喧嘩が名物?
「岸和田だんじり祭り」は「喧嘩が名物」と言われることがありました。
その理由は、「だんじり」を持ってスピード感をもって市内を駆け巡る際に「やりまわし」などを行うのですが、「だんじり」同士がすれ違うときに衝突事故が起きたり、あるいはなりそうになることがあるのですが、血気盛んな男衆同士の喧嘩になってしまう光景が名物化していたことに由来するようです。
ただし、現在はそのような「だんじり」同士による衝突事故の危険性を回避するため、「やりまわし」の運行ルートも一方通行化されきちんと交通規制されている、そういった光景はほぼなくなっているようです。
また、「だんじり」同士だけでなく、狭い住宅地を通り「やりまわし」の際に勢い余って家屋にぶつけてしまうような事故もあり、そこでもまた喧嘩になってしまうこともあります。
だんじり事故の損害は誰が払う?
だんじり事故は岸和田だんじり祭りの名物とはいえ、家屋などを破壊してしまっている光景はちょっと怖いですし、「あれって誰が直すんだろう?」って疑問にもなりますよね。
「だんじり」は町内会単位で運行していますが、その「だんじり」による損害は各町内会の加入している保険によって賄われるようです。
死者が出る死亡事故も
2002年の岸和田だんじり祭りでは、「やりまわし」の際に勢いがつきすぎて曲がりきれず、だんじりの曳き手であった人が死亡する事故がありました。
「だんじり祭り」は岸和田市だけでなく各地にありますが、「だんじり祭り」全体では他にも死者を出す事故が出ているようです。
特に「やりまわし」での事故は「だんじり」の単独事故とはならず、観客として訪れた人も危険な場合がありますから、観覧場所には一応気をつけておいた方がいいかもしれません。
より近くで見た方が迫力があってかっこいい、というジレンマはありますが。
岸和田だんじり祭りの交通規制
岸和田だんじり祭りでは毎年巡航ルート確保のため交通規制が敷かれます。
リンク先は平成27年のものですが、平成28年においても変わらないでしょう。
→岸和田だんじり祭り交通規制
以上「岸和田だんじり祭り2016の日程 別名は喧嘩祭りで事故もある?」でお送りしました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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